スズキ アルト ターボRS 「通勤から遊びまで網羅できる傑作」のユーザーレビュー

通勤から遊びまで網羅できる傑作

2022.12.4

総評

少しスポーツ性に振ったベーシック車。
ひと通り無難にこなしてくれるので、クルマ初心者、スポーツ走行初心者、メンテ初心者、あらゆる人が乗れると思う。
悪く言えば中途半端かもしれないが、いじって改善できる伸びしろもあると考えることもできる。

満足している点

燃費が良い
車体が安い
パーツが豊富

不満な点

リアサスストロークが少なく段差で跳ねる
高回転はかったるい
純正シートの着座位置が高すぎので、ルームミラーで斜め前方視界が遮られる
ドラポジではハンドル位置に対してペダル位置が近すぎる。腕伸び過ぎ、膝縮こまりになる。モデル体型が不明

デザイン

3

ターボ、低価格、CVTじゃないなど、機能とコスト優先で選んだ。
外観デザインはむしろ嫌い。特にライト周りの造形。(個人の感想なので、このデザインが好きな人にはゴメンナサイ)
内装はシフトレバー周りがピアノブラックパネルなのでキズ等にやや気を遣うが、簡素でオーディオパネルの脱着などがしやすく、更にスッキリしたデザインで掃除しやすいのが良い。

走行性能

4

低、中回転から十分な加速をしてくれる。高回転にダルさがあるが、制御的な問題なのでECUを書き換えない限りはついて回ると思われる。

クセが強いとか気持ち悪いと言われているようだが、AGSもオイルメンテし易いし、軽量にできているのでお気に入りポイント。
今後もAGS採用車は残してほしいと思っていた。

乗り心地

4

フロントは最近の車らしいストラット、ここに特に不満はない。
問題はリアで、ストロークの無さから、１名乗車でも段差で底づきし、ドンッと跳ね上げられることがある。

積載性

4

現代の軽らしく、リアシートにスペースを取った作り。人を乗せるかリアシートを倒して荷物を乗せるかの割り切りは必要。
日常のちょっとした買い物であればそこまで不便にならない程度のスペースはある。
リアシートを倒せば高さのあるものでない限りは充分な積載性がある。

燃費

5

想像以上に実燃費が良かった。夏の通勤のみなら24km/L以上の燃費を維持してくれている。
ターボエンジンでありながら以前保有したプレオプラス(ミライースOEM)以上の燃費を維持している。同環境でプレオプラスは気を遣っても23km/L程度だった。

価格

5

個人的にはお値段以上。傑作だと思う。
使いやすいし、走りも良い、更にセーフティサポートもついている。

故障経験

ステアリングラックからの異音。保証修理で対応いただいた。