スズキ アルトハイブリッド 「万能なクルマ」のユーザーレビュー

万能なクルマ

2022.2.2

総評

衝突被害軽減ブレーキが装備され、６つのエアバッグまで標準で安心して乗れます。

正直、ワゴンR等の背の高いクルマは要らないと思ってしまうぐらいのゆとりが有ります。

これからの良き相棒になりそうです。

満足している点

旧型ＨＡ３６Ｓに比べて車高が高くなり（５センチＵＰ）、更にＡピラーの傾斜が立ったので、運転席の乗り降りが非常に楽になりました。
私、身長182センチ有るんですが、運転席に着席して頭上には拳一個半も余裕が有ります（Xはシートリフターが標準なので、一番下限にして）。

ドリンクホルダーが、インパネのエアコン吹き出し口の前に付き、缶やペットボトルが冷やす事が出来るようになった。

不満な点

フロントのスモールライトがＬＥＤ（X）標準なのに、なぜリヤブレーキ（スモール）ランプが従来の「球」なのか？
旧々型（ＨＡ３５型アルトエコ）で、既に消費電力を抑える＝燃費を稼ぐという名目でＬＥＤは採用されているはずです。
世の中ＬＥＤ全盛のこの時代、コストカット？それとも軽量化？理解に苦しみます。

分かっていた事ですが、収納スペースは少ない。
スマホ置き場等、小物スペースは多いのですが。
ワゴンR等のスズキ車お得意の、助手席下の大きな収納カゴが無い！

法律変わって、オートライトシステムが標準になっているが、これまでに比べるとヘッドライトが早い時間に点灯しだします。
早めのライトオン（安全運転・事故防止）という趣旨は理解出来ますが、連動してナビ（ステレオ）画面まで暗くなるので、夕方は画面が見辛くなってしまう。

ドリンクホルダーの位置が便利になった一方、エンジン始動の際のプッシュスタートボタンの位置が低くなった。相当腰を曲げないと届かないことも（要改善）。
同様に、アイドリングストップの解除スイッチがスタートボタンの左横に有り、以前に日産ノート（旧型ガソリン車）を試乗した際に、スッと手を伸ばした自然な位置にスイッチが有った事に感心したので、この点も改善してほしい。

デザイン

5

優しい丸みのある、毎日乗っても飽きないデザイン。
リアのブレーキランプ類が、バンパーレベルから上に上がって、視認性が良くなったと思います。

新色のツートンカラーも良く似合っていると思います。

走行性能

4

さすがの軽量ボディに、ワゴンRやハスラーと同じエンジンですから、信号グランプリは常にリードします。

マイルドハイブリッド仕様は、アイドリングストップからの再始動もほぼ無音でスムーズです。

ただ、購入後にディーラーで試乗車（グレードはＬ）に乗る機会が有り、ハイブリッド仕様では無い従来の「エネチャージ」仕様でしたが、信号待ちからのゼロスタートは、H V仕様のブレーキを離してから一瞬間が空く感覚が無く、エネチャージ仕様の方がスムーズで好印象でした。

乗り心地

5

ヘッドレスト一体型の座席は、見掛けによらずとても秀逸です。
長距離走っても、腰が痛くなりません。

不快な音や振動も少なく、静粛性も良く快適です。

視界は、クルマ全体のウェストラインが下がっているので、前方・側方・後方といずれも見晴らしがよいです。

積載性

3

無駄に広い後部座席の足元は、ちょっとした買い物帰りに物を置いてもまだ余裕の有る広さ。
ちょっとでも前にずらしたら、トランクフロアの奥行きが広くなるのにと、いつも思います。

そもそも大きい荷物を積むつもりでの購入では無いので気にしてない。
その気になれば、リヤシートを倒せは良いので。

燃費

4

まだ距離も浅く、「あたり」がついてないので、きちんと測っていません。

価格

4

今回、全方位モニター用カメラパッケージ装着車を購入したんですが、以前から使っている社外品ナビを装着するにあたり，わざわざ純正のナビ電源ハーネス（4400円）を購入しないといけない点は、理解に苦しみます。
また、純正ナビを装着して全方位カメラを見る場合、別途カメラコントローラーキット（27115円）を購入しないといけない点もいただけません。

故障経験

朝早く等、外気温がキンキンに低い時（3℃以下）、フロントガラス上部の「デュアルカメラ」とガラスの間の隙間が曇って（恐らく気密性の問題）、メーター内に「システム一時停止」と案内（警告）が出ます。
フロントガラスにデフロスターを当てて（自動的にエアコンONになる）除湿と室温を上げると、５分もしないうちに消えますが、毎朝の事なので気になります。