スバル レガシィ アウトバック 「オールマイティなクロスオーバー実用車」のユーザーレビュー

オールマイティなクロスオーバー実用車

2022.12.18

総評

主な市場であるアメリカを強く意識して造られたクルマですが、現行モデルには無い大排気量NAならではの大らかさと日本の道路環境に十分マッチする実力の高さを実感できます。

満足している点

・車体の大きさを感じさせない取り回し性と視界の良さ
・どんな走り方にも対応する懐の深さ
・冬のドライブでも暖かい快適装備満載
（前後席シートヒーター、ステアリングヒーター）

不満な点

・レヴォーグやフォレスターと比較すると内装は立派だが、造り込みが大味な印象。
・フロント/サイドビューカメラはDOPのダイアトーンナビを装着しないと使えない。
・各カメラの映像画質が悪い。ダイアトーンナビの液晶画面はキレイなのに活かしきれず残念。
・アイサイトver.3はビッグMC後のモデルながらツーリングアシストが未設定。アクティブレーンキープの制御がレヴォーグと比べると粗雑な印象。
・サンルーフはBP時代にあったような大型のものであれば尚良かった。

デザイン

5

スバル共通のデザインアイデンティティを踏襲しながら、フラッグシップに相応しい風格があります。アイボリーの内装は上品で明るい車内を演出しています。それらが醸し出す雰囲気は高級感とはまた違うかも。

走行性能

5

エンジンは意外にも元気よく回ります。かつてBG、BHレガシィにあった2.5ℓDOHCエンジンを思い出させます。パワー感も必要にして十分、SIドライブも余程でなければIモードのみであらゆるシーンで対応できます。
ゆったり巡航するのも、キビキビと走るのも、ドライバーの意図に合わせてこなしてくれます。山坂道でスポーティに走るのも得意で、穏やかにロールしながらもステアリングの操作に対して正確に狙ったラインをトレースしていきます。

乗り心地

4

エンジンは元気よく回る反面、４気筒なので車格に見合った上品さはありません。しかし暖気後の振動や騒音の室内への影響は抑えられており、快適なクルージングを楽しむことができます。
足の硬さもフワフワではなく、スポーティな走りにも対応できるほど芯のあるものですが至ってフラットライドな乗り心地です。

積載性

5

リヤシートを倒せば実に広大でフラットなスペースが生まれます。フォレスターほどではないですが、レヴォーグよりも高さはあるので沢山積めます。引っ越しやゴミ捨てに大活躍でした。

燃費

4

スバルの2.5ℓなので燃費には期待していませんが、長距離走行ではカタログ値を上回ることもあります。

価格

5

当時で300万円台の車両本体価格はコスパ高し。
同レベルの輸入車だったら・・・？！

故障経験

リコール
・完成検査
・コンビネーションメータのリプログラム
・ＥＰＢハーネスコネクタクリップ取付