スバル レガシィ アウトバック 「オーナーに寄り添ってくれる車」のユーザーレビュー

オーナーに寄り添ってくれる車

2022.11.4

総評

街乗りにも旅行にも使っています。
どちらのシーンにも似合う男前な車で飽きがきません。
旅行は片道500kmでも余裕になり、楽しくなりました。
グランドツアラーってこういう車のことを言うのかと感動しました。

旅行やドライブの機会も増え、アウトバックがライフスタイルの質を上げてくれています。

この車は設計面でも中途半端なことはせずに、快適性や多目的利便性などのメリットを大きく押し出したような車だと感じていて、その分、他のスバル車に比べると取り回しや運動性能、燃費などでデメリットも多い車だと思っています。
※ホイールベースを抑えてる分、最小回転5.5mなので取り回しに関しては慣れれば意外と余裕です。

個人的にそうしたデメリットはほとんど気にならず、総合的に見て、今後この価格帯でこれ以上の車を見つけて、乗り換えられるのかが心配になるくらい満足しています。

満足している点

国産車唯一無二のワゴンとSUVのクロスオーバー。
1週間で1台見かけるかどうかレベルで他と被らない個性派。
スバル車の中で群を抜く高級感。
山でも街でも似合う不思議な車。
一度乗ったら手放せない
アイサイト、水平対向エンジン、シンメトリカルAWD。
意外なほど見切りが良い。
ロングドライブが本当に楽しい、疲れない。

不満な点

アルファードと全高以外ほぼ変わらないサイズで
取り回しが大変な時がある。
下道燃費は諦める。

デザイン

5

レガシィのBN、BS前期型はスバル車の中でもかなり高級感のあるデザインだと思います。
BSアウトバックは前から見ると高級セダン、横から見ると国産車では見かけないワゴンSUVで、街乗りでちょっと良いホテルに乗り付けても良し、ワインディング駆け抜けてキャンプサイトに乗り付けても良しで、他にはマネできないスタイルの不思議な車です。

走行性能

4

ワゴン車のメリットである直進安定性とロールの少なさ。
SUVのメリットである視界の良さと疲れにくさ。
これが両立されています。

強風で他社のSUVやミニバンがふらついてる中で、ビクともせず真っ直ぐ走れていたのは、AWDと低重心な水平対向エンジンのおかげだなと思いました。

パワーに関しては慣れてくると、追い抜き時やワインディングなどでもう少し瞬発力や絶対的なトルク馬力が欲しくなるときが出てきましたが、この車の性格を考えると不要なのかも知れません。
FB25エンジンは自然な吹け上がりでとても扱いやすいです。

乗り心地

5

スタブレックスライドのおかげなのか、低速時の突き上げは優しく軟らかいのに、高速時にはシャキっとしてフラットになります。
不思議な感覚です。
縦横の揺れの収束も早いです。
これ以上の乗り心地は今のところ必要ないくらい良いです。

積載性

4

後部席倒すと大人2人足を延ばして車中泊できます。
さすがワゴン車です。
ただ高さは無いので、車中泊で厚さ10cmのマットレスを敷くと
座っていても頭がぶつかります。
高さもほしい場合はフォレスターなどを選ぶ方が良いかもしれません。

燃費

3

下道で大都市部だとストップ＆ゴーの繰り返しで
リッター7km前後になると思います。
※レギュラーガソリン
※アイドリングストップは常に未使用。

ただ、高速80-90km巡航を行うとリッター15km以上行きます。
アウトバックはアイサイトと相まって、オンロードロングツーリングで真の力を発揮します。
重いAWDでこれだけ伸びれば十分かなとも思います。

価格

5

新車だとフルオプションでも乗り出し400万少し越えるくらいだったんでしょうか。
今考えるとバーゲンセールだと思います。
私の場合は、サンルーフなどもついてほぼフルオプションのC型4年落ち4.5万キロ走行車を2021年に200万＋諸費で手に入れることができましたが、今後これ以上コスパの良い車の買い物はできる自信がありません。

故障経験

ボンネットが開かなくなりました。
保証で無償修理できましたが、ワイヤーが外れていて車体下から何とか開けたとのことで、エンジンルームがスカスカで手をねじ込めたのが救いでした。
厄介な修理だったようです。