道路事情や税金を許容できる方に
先代インプレッサワゴンからの乗り換えです。
子供の成長と共に室内の狭さ(特に後席)が次第にネックになってきたこと、自分
2009.7.19
- 総評
- 道路事情や税金を許容できる方に
先代インプレッサワゴンからの乗り換えです。
子供の成長と共に室内の狭さ(特に後席)が次第にネックになってきたこと、自分自身いい年の
大人なので、家族や周囲の目を気にしてヤンチャな走りがしずらくなってきたということもあって、
アウトバックへの乗換えを決意するに至りました。
納車されてから日が浅いのでまだ200kmほどしか走っておりませんが、ひとたび乗ってしまえば
色々な点で「気持ちのいい車」と誰しもが感じられる車だと思います。
車に急かされることなく、ゆったりと落ち着いた気持ちでドライブを楽しめます。
確かに3.6Lという大排気量エンジンや、先代より大きくなったボディサイズは日本の税制(自動車税額は
なんと66,500円/年!)や道路事情には必ずしも合致しないかも知れません。
しかし、理論的に「完全バランス」を謳う3.6L水平対向6気筒エンジンのスムーズさや力強さ、
静粛さは他に代え難い魅力であることには間違いありません。
それなりにかかる維持費を理解した上でこの点に価値を見出せる方には、お勧めの1台です。
- 満足している点
- ○余裕の動力性能と静粛さ
3.6R系の一番の美点だと思います。
前車が2Lターボ車だったのでそう感じるのかも知れませんが、発進や中間加速は至ってスムーズです。
排気量の近い他社の車と比較すると見劣りするスペックですが、車両重量1.6tと比較的軽量なことと
車の性格からすると、必要十分なのではないでしょうか。
慣らし運転中なので3000rpmまでしか回していませんが、全体的に速めに流れている幹線道路でも
アクセルを少し踏み足すだけで、流れをリードできるくらいの加速をしてくれます。
(IモードよりもSモードの方がメリハリの効いた加速をするので、気持ちよく走れます)
平地巡航時のエンジン回転数(Iモード時)は、60km/hで1100rpmほど、70km/hで1300rpmほど、
80km/hだと1500rpmくらいです。走行中はロードノイズが少し気になる程度でエンジンは静かです。
○大排気量エンジンの割に比較的良い燃費性能
全体的に交通量の多い市街地を経て、信号の少ない郊外道路(所々上り・下り勾配有)を法定速度
付近で巡航した時の燃費計表示は、9.0km/Lでした。
高低差が小さくて交通量の少ない道路環境であれば、もう少し伸びるかも知れません。
また、レギュラーガソリン対応という点も良いと思います。
○快適な乗り心地
静粛性は先述の通りです。
外観は腰高に見えますが、道路の継ぎ目やうねりを通過する時、ブレーキングの時にありがちな
フワッとする感覚は一般道での常識的な速度域ではあまり感じませんし、ゴツゴツとした硬さとも
感じません。コーナリング時に若干のロールがあるものの、挙動は穏やかなので不快ではないです。
横方向・前後方向に広くなった車内環境のこともあってか、同乗した家族からは乗り心地が良い
との評価でした。
なお、感じ方には個人差があると思いますので、色々な環境で試乗されることをお勧めします。
- 不満な点
- ○曲率半径が小さめのカーブに差し掛かると、先行車を見失いやすいレーダークルーズコントロール
レーダー追従式なので技術的に難しいのかも知れませんが、車間距離設定を大きくするほど
見失いやすくなります。
取説やカタログ等に記載されていることではあるのですが、カーブの多い一般道では前車追従機能に
過度の期待をしない方が良いです。
やはり、全体的に急なカーブが少ない高速道に適していると思われます。
○車庫入れなどで、後方を目視した時に直近の見切りが悪いと感じる時がある
メーカーOPのHDDナビ+リヤビューカメラのおかげで、どうにかなってはいますが…
○内装の質感と、あともう一歩の装備内容
標準装備の木目調パネルの質感は、ちょっといただけないと思います。
あと、欲を言えば3.6R系には自動防眩ミラーや電動テレスコなどの装備があれば、商品としての
魅力も向上すると思うのですが…。
OPをあれこれ付けると、総額400万円を簡単に超えてしまう車ですから。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験