エレガントで洗練された佇まいを見せながら、その実きわめてワイルドな素性を持つ、大人の男の車。おおらかな走りへといざなうグレートな車。大陸的な車とも言
2011.2.10
- 総評
- エレガントで洗練された佇まいを見せながら、その実きわめてワイルドな素性を持つ、大人の男の車。おおらかな走りへといざなうグレートな車。大陸的な車とも言えそう。
ハンドルを握る者を虜にしてしまう、一種の魔力を感じます。スバルマジックでしょうか。
このアウトバックの走りは、一言で言えば「安定」言い換えれば「安全」「安心」だと思います。また、自分が運転に求めているものが「速さ」「馬力」「乗り心地」ではなく「安定感」「走破性」「走り心地」であったことに気づかせてくれました。
あらゆるシチュエーションで、どっしりと走り、小気味良く曲がり、確実に止まります。うちの奥さんは、初めて助手席に乗った30分後に、山中のワインディングロードを標準以上のスピードで走っていたにも関わらず、すやすやと眠ってしまいました。
- 満足している点
- ・SYMMETRICAL AWD with 水平対向エンジンと流麗な SUV 仕様のボディーの組み合わせ。これらが創り出している独自性が強いキャラクターが、自分の性格とライフスタイルに合っている。現代日本に変に迎合していないのが好い。
・たいへん運転しやすい。疲れない。楽しい。当て舵の修正の必要がほとんどない驚異的な直進性能、ハンドリングに対する反発が極めて小さいコーナリング性能、凍結・圧雪路も平然と駆け抜ける走破性のたまものかと。
・視認性、静粛性ともに二重丸。
・なかなかの加速っぷり。そして高速で加速中の車体の安定感は秀逸。
・ぴたっと止まる。つんのめらない。
・がっしりした足回り。タイヤはRV仕様品に換えた。
・アイドリング時にほとんど振動が無い。
・暖機が速い。
・巡航時の燃費。60km/hでも100km/hでもまったく差が無い。実燃費で14.5km/L。
・燃費計。実燃費との誤差は許容範囲。
・使い良いカーゴスペース。
・大きすぎないサイズとロケーションを選ばない容貌。
・以上の点を合わせると、仕事で山から街から高速道まで走る自分にとっては「実用性」も満点。
・耐久性も問題なさそう。
・アルミ製ボンネット、ハンドル、シート、サッシュレスドア。いずれも味がある。
・日本車らしくない「ある種の行き届かなさ」があらわなあれこれの車内装備。この車の性格作りに一役買っている。
・後付けした黒の純正ドアバイザー。雨に対しては効果は小さく風切り音も出るが、ルーフからの水ダレの進入を防ぐ必須装備。容貌も一段と引き締まった。
・エンジン始動時のメーターと振動の演出、ちょっと荒めの加速音、飛行機みたいな減速音。なんだかわくわくする。
・容貌。独自のオーラがある。特にフロントからオーバーフェンダー、ルーフにかけてのフォルム。また程よく腰高なボディーは力強さと精悍さを感じさせる。ダークグリーンのボディーは淡い光の中でひときわ深みが増し、えも言われぬ味わい深い色になる。ヘッドライトの目つきもとても好い。
・ネーミング。スケールが大きく冒険心をくすぐる。特にこの年式のアウトバックには「レガシィ」という冠が付いてないのがたまらなく好い。
・The AT。歳を考えて二十年ぶりにAT車にしたわけだが、オートマってこんなに楽
- 不満な点
- ・某ディーラーはすごかった。スペアキーを作ってくれと言ったら、30分待たせた上に七萬五阡圓也の見積もりを上げてきた。もちろんよそで作った。三千五百円で済んだ。
・塗装は弱いかも。
・気が付けば、スピードが出過ぎている。
・ついつい、コーナーに突っ込んでいってしまう。
・いつの間にか、走行距離が伸びている。
・雪道ですべってくれない。
・よく「レガシィですね?」と言われる。
・ときどき MT が恋しくなる。
・中古市場価格が安すぎる。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験