スバル レガシィ ランカスター のみんなの質問

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スバルの物体感知自動ブレーキシステムについて、
CMに一瞬だけこれはブレーキの補助装置だみたいな
字幕が出ますが・・・

この装置の意味するところが分かりません。
居眠り運転安心装置ですか?

運転するのはあくまで人間です。

信号見落としでは止まらないし、
老人のアクセル・ブレーキ踏み間違い事故にも効果無し、
機械を過信しすぎてかえって事故増えるんじゃないの?

仮に、赤信号に突入して、前を車が横切ったら止まるんかい?

以前、雪道や雨の日の質問したら、やはり止まらないとの回答を
いただきました。

おそらく営業マンは安全をウリにこの車を勧めるだろうけど
危険じゃないかい?

補足

私は耄碌老人の店舗飛び込み事故が報道されるたびに言ってますが、 下手くそこそマニュアルシフトの車を乗るべきだと提唱している者です。 安全は与えちゃだめなんだわ。 自覚させないと。

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ベストアンサーに選ばれた回答

その通りです。たいへん危険なことになります。

スバルのアイサイトは,いろいろ問題の多い装備です。

●名称
商品名 = EyeSight(ver.2)
通称 = アイサイト・バージョン2

●アイサイトの歴史
1991年 ステレオカメラによる距離検出技術を発表(名称:ADA)
ADA = Active Driving Assist
1999年 レガシィ・ランカスターADAに装着して発売
2003年 レガシィ・ツーリングワゴン3.0Rに装着して発売(名称:EyeSight)
この時点では,ミリ波レーダを組み合わせていた。価格は約20万円
機能は衝突被害軽減ブレー キと全車速追従機能付クルーズコントロールとAT誤発進抑制制御
2008年 コストの高いミリ波レーダを省略(名称は同じ)
2010年 EyeSight Ver2として,衝突回避自動ブレーキ+前車追従走行機能

●衝突回避装置には,どういうものがあるのか?
一般的には下記のセンサを使って,下記の操作をおこないます。

★センサ
ミリ波レーダ … 雨,霧,雪などの荒天時,優れる
ステレオカメラ … 白線検出,視野角で優れる
赤外線センサ … 人体などの動物検出に優れる
レーザ・センサ … 正確な距離計測に優れる

~ 各センサは,それぞれ特徴があり,通常,複数のタイプを組み合わせて,弱点を回避します

★操作
衝突警報 … 音やシートベルト引き込みなどで運転者に知らせる
ブレーキ予圧 … 運転者が制動時,早めにブレーキングされるように
エンジン駆動力低減 … エンジンブレーキ状態
減速 … 自動ブレーキ
衝突の自動回避

●採用例
・ボルボ XC60 … 「シティ・セーフティ」。2009年8月発売。レーザ・センサで前車との距離を検出。国土交通省の技術指針にしたがい,衝突1.4秒前から緊急ブレーキ作動

・スバル レガシィ … 「アイ・サイト(Ver2)」。2010年5月発売。ステレオカメラの画像から距離を検出。緊急ブレーキ。

●スバルのアイサイトの原理
室内のリア・ミラーのところに2個のカメラを設けます。この2個カメラは,35cm離れており,そこで撮影した画像を処理します。おもに輪郭線を抽出し,2つの画像を比較し,車両前部の障害物と車両間の距離を推定します。

30万画素のCCDを使うので,最初期の携帯電話付きのカメラくらいの画像しかとれません。また気象条件(雨,霧,雪など)や周囲光学条件(強い逆光,前方障害物が反射物など)が悪いと,輪郭線のはっきりした画像は撮影できません。

このためCMなどには,必ず,「完全な安全装置ではないという趣旨のお断り」が入っています。

●ボルボとスバルが進んでいるのか?
まったく違います。いちばん進んでいるのは,トヨタです。次はホンダおよび欧州メーカです。

・トヨタの方式
全天候,使えるミリ波レーダで,歩行者などを検出。ステレオカメラで前車との距離を検出。夜間は,近赤外線照射で,歩行者などの検出を容易に。

・ホンダの方式
ミリ波レーダで検出し,エンジン制御とブレーキ制御で,車速を低減し,衝突時の速度を低減。「追突軽減ブレーキ」(CMS)

・スバルの方式
ステレオカメラのみです。視野角は25度です。距離精度は,2m先で数cm。最大距離は約100mです。ここでいう視野は前方の視野ですので,後方への監視はできません。

●どうしてトヨタは「衝突回避」ではなく「衝突警報」なのか?
安易な衝突回避は,安全の向上につながらないという考え方があるからです。もし衝突回避ができるクルマなら,片手運転や携帯電話運転などの危険運転が増える可能性があります。また万一,危険状況の検出が不十分で,事故をおこしたとき,PL問題(消費者保護法)になりかねません。

このような問題があるため,「衝突回避」はするべきではないという考え方が支配的でした。しかし国交省でも,有識者による委員会で調査し,「衝突回避による安全向上」を認めることに,方針転換しました。

●アイサイトは信頼できるか?
トヨタやホンダの安全基準からみれば,とても満足できるレベルではありません。なぜなら「ステレオカメラ」は,可視光で見分けができるばあいにしか使えないからです。雨天や霧中,逆光など,視認性が低い条件では,ほとんど信用できません。このため高価なミリ波レーダを併用することで,信頼性を高めるのが一般的です。

安価なステレオカメラだけで,このような安全システムを構築するのも,ちょっと理解できませんが,衝突警報にとどめず,衝突回避までおこなわせるのは,かなり無理があります。
なぜなら夜間や薄暮状態の見えづらい状況でも,自動衝突回避をするという誤解が生まれるからです。

●「誤解」の例
CVTは87年,スバルのジャスティに採用されました。そして続いて92年に日産マーチに採用されました。この当時のCVTには,トルクコンバータがなく,登り坂で後方へ下がる事故がありました。結局,トルコン付きになりました。これは2ペダルのクルマでは,トルコンの機能があるという誤解があったためです。

簡単ですが,ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

2012.3.11 06:40

車に人間が操られたのではだめですね

その他の回答 (2件)

  • 100%自動ブレーキで事故を防げるわけではないという注意書きです。
    同様の注意書きは他メーカーから出ている全ての同種装置にあります。
    なぜなら同種装置は全て完全ではなく条件によって止まらない、効かない等あるからです。
    このような自動ブレーキの目的は交通事故原因のほとんどをしめる人間のミスをカバーする事です。
    アイサイトの事故防止は全然完全ではありませんが、人間はもっと完全ではないのです。

    このような衝突回避装置により事故が大幅に減る事がすでに欧米各国からデータで出ています。
    同じような衝突回避装置でボルボのシティセーフティがありますが、
    シティセーフティは海外では欧州各国で保険料が最大25%割引され、
    米国のIIHS(米国道路安全保険協会)の報告ではシティセーフティは個人の傷害に関する請求費を51%減少させると同時に、車体修理費を20%以上減らしていることが報告されています。
    http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20090303_43086.html
    http://autoc-one.jp/news/941452/

    日本でもアイサイトのような装置の安全効果が大きい事がはっきりと分かってきたため、事故削減に大きな期待をされています。
    >国土交通省によると、自動ブレーキを搭載する乗用車は10年に3万7025台に上り、5年間で約2.4倍増加。「交通事故減少に最も効果がある安全装置」(同省幹部)として、期待を寄せる。
    http://www.jiji.com/jc/ad?p=kabuopu_news&k=201202160194&g=adkikaku01

    また、アイサイトのように自動停止まで行うとは限りませんが、トラック等の大型車は自動ブレーキが世界的に義務化されてきています。
    EUでは2013年に大型トラック、2015年にトラック全て、日本では2014年から徐々に大型トラックに自動ブレーキが義務化されます。
    http://response.jp/article/2011/12/13/167107.html
    http://carlifenews.jp/safe/20120104_1920.php
    なぜトラックから義務化されるかと言うと、大型トラックの追突事故の死亡率は乗用車の約12倍と悲惨なものだからです。
    そして、自動ブレーキは追突事故に非常に大きな効果があり(追突事故だけではありませんが)、追突死亡事故の約80%を削減可能であると報告しています。
    (データに関して国土交通省のはいまいちですが、日本語で分かりやすいのでこれを載せます。6Pに資料有)
    http://www.cao.go.jp/zei-cho/gijiroku/zeicho/2011/__icsFiles/afieldfile/2011/11/15/23zen17kai10.pdf
    下の写真は義務化が決定する前にドイツの団体が追突事故の悲惨さを訴えていたものですが、追突事故の悲惨さがイメージできればと思います。
    http://www.weekly-net.co.jp/logistics/post-6393.php

    既に欧州を中心として、ほとんどのメーカーが衝突回避装置を発売、開発を行っており、日本(3番目リンクに記載有)、EUは共に交通事故死者を半減させる目標を立てていますが、その有力な対策として自動ブレーキを普及させようとしています。
    http://www.its-jp.org/foreign_info/4054/

    かつて日本は交通戦争と呼ばれ、今の半分の自動車台数で今の3倍以上年間1万7千人近い死者を出していました。
    また、1台あたりの交通事故率も現在より高かったのです。
    http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/Pdfdl.do?sinfid=000008632614
    シートベルト、エアバック、ABS等の安全が与えられる事で悲惨な交通戦争が終わったという事を考え直したみたらどうでしょう?
    自覚で交通事故が無くせるなら苦労はしません。

  • 悲しいことに追突事故が非常に多いんですよね。
    私も自分で経験して思いましたが、追突注意と書かれた大きな交差点の注の字の上で追突されました。
    相手の車がこのスバルの装備がついていたらと悔やまれます。

    本当はおっしゃる通りこんなものついてなくてもきちんと安全運転することが大切なのでしょうが、転ばぬ先の杖です。
    このシステムが浸透したら事故も減るのではないかと思います。
    逆にこんなシステムがいるという現状には憂いを感じます。

    へたくそほどMTに乗れ。
    これも本当に思います。
    ATなんか作るから踏み間違いが起こるんですよね。
    人間危険を察知したら体が突っ張ります。
    その時右足がブレーキの上なら問題ないですが、アクセルの上なら。
    そうやってコンビニが被害を受けているんですよね。
    MTならクラッチ踏めば被害も少ない気がします。

    ATをなくすことは無理でしょうが、MTから単純にクラッチペダルを省いた今の2ペダルATは考え直すべきなのかもしれません。
    世界的に標準なので無理でしょうね。

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