CVTは、いつ頃から導入されてきたのですか？

Answer 1

もともとはオランダで開発されたもので、最初に搭載したのもオランダのDAFという会社でした。

DAF･ダッフォディル
http://www.youtube.com/watch?v=DvwtiUUhtOg
現在のボルボの小さいモデルの先祖にあたる車。

バリオマチック(CVT)の動作の様子
http://www.youtube.com/watch?v=n03FAEAZN80
車のスピードが上がるに従って、ベルトのかかった滑車の溝が狭まっているのに注目。こうやってギア比を変える。

その後80年代に入ってフィアットが採用するようになり、続けて富士重工が電子制御のをジャスティ(軽自動車レックスを拡大して作ったリッターカー)やレックスに載せた。

ジャスティin新車情報
http://www.youtube.com/watch?v=S9CxwZ2ekz4

ジャスティCM
http://www.youtube.com/watch?v=Dgo0HZupT4A

レックスCM
http://www.youtube.com/watch?v=eisKViKjwfQ

でも本格的に普及しだしたのは、日産や他の軽メーカーが採用し出してからだと思います。海外ではローバーが従来の機械式のATに代えて採用したりしました。

当時日産は富士重工に出資していたので、富士重工からECVTを調達して、N･CVTとして２代目のマーチに載せました。ジャスティの次期型がマーチの兄弟車になるなんて話もありましたね(富士重工側がマーチとは違う独自の4WDシステムを載せようとして没になった…らしい。ともかくジャスティは一代こっきりで消滅)。日産単独の手によるハイパーCVTやトロイダルCVTはその後です。そしてダイハツやスズキといった軽自動車の大手が採用するようになったことで、ようやくCVTが当たり前のものになったわけですね。

質問者からのお礼コメント

結構前からあったんですねぇ～～！
2000年代に入ってからだと思っていました。タメになりました。
みなさんありがとうございました！

Answer 2

４輪車では1987年に登場したスバル・ジャスティが最初になります。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/lc/doctors/waza/081218_justy/index.html

ゴムベルトのCVTは2輪車ではけっこう昔からスクーター等で使われていました。しかし４輪車にはオランダのバン・ドールネ社が開発したスチールベルトのCVT登場を待たねばなりませんでした。CVTの量産化に成功したのは富士重工でしたが、特許を持っていたバン・ドールネ社が当時スチールベルトの生産だけは譲らず、富士重工はスチールベルトだけは輸入していました。

Answer 3

国産車だと日産のハイパーCVTあたりが有名？ スバルのCVTの方が先でしたっけ？ とりあえず、90年代後半くらいから見られる様になってきたと思います。

最初のCVTまでさかのぼると20世紀初頭に登場しているらしいですけど、戦前に廃れた技術なんだそうですよ。