ターボ車って、いったいどれくらいまでパワーアップできるものなのですか？

Question

次期インプレッサＳＴiは1600ccのターボで300馬力との話も上がっているそうですが。

輸入車では1400ccのターボで200馬力近くまで出るものもあるそうで。

ターボ車って底なしなんですか？

Answer 1

ターボ車だからと言っても底なしではありません。10kg以上ブーストをかけると圧縮する前に自然発火します。

昔F1でターボ車全盛期だった頃、1500ccで700馬力とも1000馬力とも言われてました。
70kgくらいのトルクを10000rpmあたりで出せると約1000馬力になります。

まぁF1なら耐久性度外視で可能ですが、市販車ならブースト1.0kgくらいで抑えないと耐久性に問題が出てきます。


1600ccに1.0kgのブーストをかけて6～7000rpmで30kgのトルクを出せば250～290馬力と言うことになります。

※トルクはほぼ排気量に比例しNA1000ccで約10kgのトルクになります。
1600ccに1.0kgのブーストだとNA3200ccとほぼ同じトルクを出せます。

※馬力はトルク×発生回転数×0.0014で計算します。

例：30kg×7000rpm×0.0014＝294馬力

Answer 2

私の行くショップのデモカーのスープラがボアアップ1JZで実測1080馬力。金持ちの知人のR34がRBボアアップで1020馬力。社外のビックタービンツインでもそのあたりが国産の市販車では限界です。ビックタービンは低速ｽｶｽｶなのは低速はスーパーチャージャーでツインチャージャー仕様です。ただ、実際に振り回すレベルは400馬力位がいいかな。

Answer 3

エンジンの強度以上のパワーは出せないので底無しではないですね。

ブースト(過吸圧)を上げる事で馬力は出ますがエンジン自体に吸い込んだ空気を燃やした爆発に耐えれるだけの強度、増えた発熱量を冷却できる能力、排気を効率のよい吸気能力に変換できるタービンのサイズ等、条件により取り出せるエネルギーは変わってきます。

馬力とはトルクに回転数を掛けたものを716で割ったものなので例えば回転数が7160rpmで20Kgのトルクを発生した場合は200馬力です。

つまりトルクを高回転で出すことが出来れば馬力が上がるということになりますが、強くなったトルクに耐えれるだけの強度を出すにはシャフトを太くする等の強度アップが欠かせませんがそれは重量アップに繋がり、重量アップは高回転化するには不都合がでてきます。

高回転化自体もピストン等の稼動部分の重量や潤滑と摩擦抵抗が大きな課題になるので簡単にはいきません。

ですのでターボだからといって無尽蔵に馬力があがるというわけではなく様々な制約の中でしか作れません。

Answer 4

端的に言えばそうなります（壊れなければ）NAのパワーを上げる場合は排気量UPか回転数UP（物理上の限界がある）だけですがターボはブースト圧をあげるだけです（もちろん前記のこともできます）。８０年代後半のホンダのF1は１．５Lのターボエンジンは予選ブースト係るだけ（５キロ～６キロ）で１５００馬力、レース時ブーストの４キロで１０００馬力同じく日産のグループCカーの３，５L.のツインターボエンジンは予選ブースト２，２キロで１２００馬力、レース時ブースト２キロで８００馬力も出ていました。

PS ブースト１キロかけた２Lエンジンの場合
ブースト（過給）とは大気圧１キロ＋過給圧１キロ＝絶対圧２キロ
吸入空気量は排気量２L×２（絶対圧）で４L（およその値です。熱膨張や圧力損失等があります）

２L、NAエンジンは大体１５０馬力トルクで２０キロ位でターボ車（インプ、ランエボ）はブースト１．３から１，５程っかかって３００馬力 トルクが ４０キロ以上です。２倍以上空気も吸い込んでいるからパワーも出るはずです。

Answer 5

昔は国産車でも1308ccで自主規制いっぱいの280PSを出す乗用車が有りました

いくらターボでも底無しでは有りません

燃費や耐久性、環境性能を考えなければ80年代のホンダの1500ccのV6は予選時のフルブーストだと1500馬力とも言われてました

Answer 6

昔のターボ時代のF1は1500ccで1000馬力とか
言われていました。


壊れないエンジン本体があればあとは
無理矢理混合気を突っ込んで燃やすだけなので、
理論上は底なしかも知れませんね。

あとは金額や耐久性の問題でしょうか？