ロールスロイス ドーン のみんなの質問

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車のABS(アンチロックブレーキシステム)は凍結した雪道でも有効なのでしょうか?

調べたのですが、ABSというものは、急ブレーキを踏むとタイヤロックを検知してブレーキON、OFFを繰り返すという動作をすると言われております。
ですがもし凍結している路面などの場合、ABSではほんとにブレーキが効いているタイミングはグリップ力があるOFF→ONの少しの間(ONになるとすぐスリップする)なので、急ブレーキではなく、ゆっくりしたリニアなブレーキ(スリップしない程度)の方が制動距離を抑えられるのでは無いのかと思うのですが。。
車の教習所などでも、どんな場合でも危険があれば思い切りブレーキ踏むと教わっておりますが、逆に雪国の人はあえて自分でボンピング(ブレーキをON、OFFする)させてブレーキをした方が止まるという方の意見もありました。
これからスキーに行くことがあるので、予備知識として知っておきたいなと思って質問しました。
車に詳しい方など、ご回答よろしくお願い致します。

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ベストアンサーに選ばれた回答

30年前のABSと違い、
ABSが作動してもブレーキをON/OFFで制御しません。
「ON⇔少し緩める(であって決してOFFでは無い)を繰り返す」というように制御します。
また「ポンピングブレーキ」は、正しくは「人間ABS」のことです。
「踏んで、離して、踏んで、離して」はポンピングブレーキではありません。
それは「教習所が教える変なことの一つ」に過ぎません。
もしABSが搭載されてない車に乗った場合は、
「フルブレーキ⇔少し緩める(離さない)」を一秒間に数回繰り返す、のを足で行えば人間ABSになります。

ですので、
乾いた道でノーマルタイヤなら「とにかく奥まで踏んでABS作動させる」方が、制動距離は短くなります。
※もう少し詳しく言うと、踏み始めは「じわっと」踏んでから強くするのが上手いブレーキ。


ではスタッドレスを履いた場合は??
ABSが作動すると制動距離は伸びます。
雪道はもちろん、雨でも、乾いていても、伸びます。
なぜか?
スタッドレスタイヤの「最大グリップが出るスリップ率より以前にABSが作動してしまうから」です。

「最大グリップが出るスリップ率」とは???
⇒タイヤの摩擦力(グリップ力)とは「歪められたので元に戻ろうとする反力(弾性力)」ですが、
ブレーキを掛けると、接地面の前方は伸ばされ、接地面の後方は縮む、というように歪みます。
※この「歪み具合」のことを「スリップ率」といいます。
スリップ率=(車速ータイヤの回転速度)÷車速

このスリップ率がゼロからA%までは正比例してグリップが高まり、
A%からB%になるとグリップの高まりが弱くなり、
B%を超えてC%になった時に最大グリップを生み、
C%を超えると一気にロックしてしまう。
という特性があります。(摩擦力の非線形性、と言います)

ABSは、このC%(最大グリップが出るスリップ率)になるのをセンサーで検知して作動します。
この最大グリップが出るスリップ率は、
ノーマルタイヤ:2~5%
スタッドレスタイヤ:4~8%
(タイヤメーカー実測値)とのことです。
もちろん、タイヤ銘柄に拠っても、サイズや空気圧によっても変わり、どんな車に履くかによっても変わります。
そこで自動車メーカーは、純正装着夏タイヤを車に装着して、実測し、ABSが作動するスリップ率を設定します。
その設定が、ノーマルタイヤでスリップ率3%となっている場合、
スタッドレスに変えてもスリップ率3%で作動してしまいます。
すると、スタッドレスの最大グリップに到達する前にABSが作動し、ブレーキ圧を抜いてしまうので、制動距離が伸びてしまいます。


さらに、タイヤは弾性体=バネのような性質があるモノ=なので、固有振動数=「歪められた時に戻る固有の速さ」があります。
この固有振動数以上に速い入力を与えても、戻る力が発生しません。

なので、スタッドレスを履いて「一気にドーン!」とブレーキを踏むと、あっという間にABSが作動し「ガッガッガガ」と滑るだけで止まらなくなってしまいます。


そこで、雪道ではなおのこと「最初はじわぁ~~」と踏み始め、それから強くして行く。
強くして行く途中でABSが作動してしまったら、ブレーキを離さず、少し弱めるようにして、弱めてABSが作動しなくなったらまた少し強く踏む。
と言う操作をすると、短く止まれます。
①踏み始めを「じわぁ~~」と踏む
②ABSが作動しても、ブレーキペダルから足を離さない。弱めるだけ。
これがポイントです。


※カチカチに踏み固められてない圧雪や新雪の場合は、
委細構わずとにかくドカーンとブレーキを踏んで、一気にロックさせることで、タイヤがタイヤ前方の雪を掘り返すようになり、タイヤ前方に掘り返された雪が楔状に溜まって輪留め効果をすることで、非常に短く停止できる場合もあります。
が、あくまでも、あくまでも、特定の特定の雪の状態のみです。

質問者からのお礼コメント

2021.12.12 07:04

皆さまご回答ありがとうございました。
とても納得できました。
スタッドレスタイヤは、ノーマルタイヤと違い雪道でもゴムが硬化せずタイヤ本来の性能が発揮できるのですね。いずれの場合でも、ABSはかなり信用できるのだなと感じました。
ありがとうございました。

その他の回答 (14件)

  • ABSはロックさせてしまう人間に変わってポンピングブレーキをしてくれるシステムですので、ロックさせてる時点で、雪道や凍結路面でどちらにしろNGです。ABSなしよりABSありのほうが制動距離が縮まるというだけの話。
    教官のいうことは極端で、雪道凍結ではその前にかなり前からロックさせないようにブレーキなり、エンブレで速度を落としておく必要があります。

  • 車やタイヤで変わるかもしれませんが、
    ABSが作動すると、制動力は低下し、制動距離は長くなります。

    これは雪道で試してもらえばすぐに判ります。
    じわーと踏み込んでいくと、ABS作動前が一番制動力が高まり、ABSが作動すると制動力が弱まります。
    自分は雪が積もると夜中に1~2時間くらい雪道の練習をしますが、毎回想定よりも路面のグリップが無くブレーキでロック(ABS)します。じわーとブレーキを徐々に強くしていますので、ABSが作動した瞬間はまるで後ろから押されたような感覚まであります。やはりABSが作動する手前で調整するのが一番乗りやすいですね。

    まあ、ABSのおかげで緊急時にハンドル回避が出来るのは助かるのですけどね。

  • ABSの機能は、ロックさせないと言う物です。
    ブレーキは、ロックさせると停止距離が延びます。
    なのでロックさせないのがABSです。
    また、タイヤをロックしてハンドルが効かなくなる事を防ぐという側面が有ります。

    素人がロックさせたり、
    ロックするまでブレーキを踏んだりする事がなかなか難しい・・・
    なので考えなくても良い様に思いっきり踏むと最短ではないが
    最短に近い距離で安全に停止できる。と言うのが機械です。
    逆に言えば、
    訓練された人が機械に頼らずロックしない程度にブレーキを操作すれば・・・
    ほぼ100%に近く最短で止まれる。
    って事です。
    貴方の運転テクニックがどれくらいか?で止まれる距離が変わります。
    機械以上に精密にロックするかしないかを維持できれば・・・
    安全に最短で止まれる。

  • 車のABS(アンチロックブレーキシステム)は凍結した雪道でも有効なのでしょうか?
    スタッドレスタイヤ装着・有効
    基本的にABS・考え方が異なるのでは・・・・・
    質問提示内容・添付画像・・ご参考になれば・添付画像・拡大が可能

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