2023年11月
■2023年11月
ポルシェジャパンは、フルモデルチェンジを受けた新しい「パナメーラ」と「パナメーラ 4」の予約受注を2023年11月24日に開始した。
第3世代となる新型パナメーラは、ポルシェアクティブサスペンションマネージメントを備える2チャンバー、2バルブ技術のエアサスペンションを採用。ダンパー制御の伸長段階と圧縮段階を分離することで、快適さとスポーティさの幅をさらに拡大したという。
エクステリアは、パナメーラシリーズの特徴的なラインやプロポーションを継承。ボディサイズも全長5052mm×全幅1937mm×全高1423mmで、従来モデルとほぼ同等となっている。またフロントのナンバープレート上部にエアインテークを追加したほか、サイドビューのウィンドウラインを一新。リヤウィンドウの外縁はボディの輪郭とツライチになっている。
ディスプレイ&コントロールコンセプトも全面的に見直され、「タイカン」で初めて導入された「ポルシェドライバーエクスペリエンス」を採用して、ドライバーを中心とした操作を最適化した。運転支援システムを操作するための追加機能やオートマチックトランスミッションのセレクターレバーなど使用頻度の高い機能は、ステアリングホイール上やダッシュボードなどに配置して、利便性を高めている。
パワートレーンは、「パナメーラ」と「パナメーラ 4」のいずれも最高出力260kW(353PS)、最大トルク500Nmを発生する2.9リッターV6ターボエンジンで、従来モデル比で最高出力は17kW(23PS)、最大トルクは50Nm増となっている。「パナメーラ」の0-100km/h加速は5.1秒、最高速度は272km/hで、「パナメーラ4」の0-100km/h加速は4.8秒、最高速度は270km/hと公表されている。
その他、マトリックスLEDヘッドライトやアクティブレーンキープアシスト、アダプティブクルーズコントロールを標準で装備。また新機能のリモートパークアシストにより、スマートフォンから駐車プロセスの確認が可能で、自動駐車の際にドライバーが車内にいる必要はないという。
■2024年3月
ポルシェジャパンは、2023年11月にフルモデルチェンジを受けた新型「パナメーラ」に「4 Eハイブリッド」、「4S Eハイブリッド」、「ターボ Eハイブリッド」を設定して、2024年3月27日に予約受注を開始した。
今回ラインナップに追加された3モデルには、いずれも先代に比べて大幅にパワーアップした最高出力140kW(190PS)、最大トルク450Nmの新型モーターを搭載している。バッテリーの総容量は25.9kWh。
「4 Eハイブリッド」には最高出力224kW(304PS)、最大トルク420Nmを発生する2.9リッターV6ツインターボガソリンエンジンを搭載。前記モーターを組み合わせたシステム最高出力は346kW(470PS)、最大トルクは650Nmを発揮し、静止状態から100km/hまで4.1秒で加速し、最高速度は280km/h、WLTPモードの電気航続距離は96kmという。
「4S Eハイブリッド」は2.9リッター6気筒ツインターボエンジンを搭載。エンジンの最高出力は260kW(353PS)、最大トルク500Nmで、システム最高出力は400kW(544PS)、最大トルクは750Nmを発生。静止状態から100km/hまで3.7秒で加速し、最高速度は290km/hとアナウンスされている。
「ターボ Eハイブリッド」には最高出力382kW(519PS)、最大トルク770Nmを発生する4リッターV8ターボガソリンエンジンを搭載。システム最高出力500kW(680 PS)、最大トルクは930Nmで、0-100km/h加速は3.2秒、最高速度は315km/h、WLTPモードの電気航続距離は91km。
足回りでは、2バルブダンパーを備えたポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)を含むアダプティブ2チャンバーエアサスペンションを全車に標準装備。最適化されたトラクションとコーナリング性能、高い快適性を兼ね備えていると謳っている。
エクステリアでは、新しいフォルムのマトリックスLEDヘッドライトや水平基調のエアインテークが特徴。「パナメーラ4 Eハイブリッド」には19インチホイールやブラックのブレーキキャリパー、「パナメーラ4S Eハイブリッド」はパナメーラAeroDesignの20インチホイールやシルバーのスポーツテールパイプ、レッドのブレーキキャリパーなどを装備した。21インチホイールとの組み合わせでPCCB(ポルシェセラミックコンポジットブレーキ)も用意している。
その他、リアアクスルステアリングやリモートパークアシスト、助手席側ディスプレイ、エアクオリティーシステムなどもオプションで設定した。