昔のポルシェと今のポルシェは企業哲学は違いますか？

Question

昔のポルシェは「スポーツカーを作る会社」、今のポルシェは「SUVのついでにスポーツカーも造る会社」になったと言われます。
ポルシェの純益の大半がSUV？
マカンを出してからさらにSUVの収益が大幅上？
こうなってくると当然会社の企業哲学は変わらざるを得ないですか？
経営再建の為にしょうがなくSUVも造ってるではなく主力製品は全力投球？
あのフェラーリでさえついにSUVを出すのですからポルシェは時代を先取りしたスポーツカー屋？
今のポルシェはSUV屋と皮肉られますが実際のところはどうなんでしょう？
RRさえ死守すればポルシェ博士の哲学は守り通してることになりますか？

Answer 1

いえ、８０年代から一貫した企業姿勢をしています。

８０年代、ポルシェは９２８、９４４、９６８といったFRクーペ／カブリオレを出しました。
９１１のエンジン搭載位置に由来する欠点を我慢できないポルシェの技術者が生み出したこれらのモデルは、
９１１よりも直進性が良く、コーナリングもハンドリングも良く、航続距離も長く素晴らしい出来でしたが、全く売れず、会社の存続自体も危うくなりました。
そこでポルシェは気づきます
「顧客が欲してるのは、９１１というブランド、ポルシェというブランドなんだ」と。

そこで、トヨタ式生産システム＝生産効率やコストダウンという概念、かんばん方式やカイゼンを取り入れて、９６４を登場させます。
これが世界的に大ヒット。

その後、ボクスターやSUVを出してゆきますが、SUVは一番時間と金のかかるプラットフォームがVWと共通ということからもわかる通り「ブランド品とは何か？」を追求して作られたものです。
だから、利益率がハンパ無く高い。

ポルシェは「クルマという形をしてる、誰が見てもそれとわかる高額ブランド品」を作る会社です。
その意味では、ロレックスやブライトリングと同じ。

質問者からのお礼コメント

回答ありがとうございます！
ポルシェに変化が起きたのは80年代からでしたか。
ポルシェがどんなにすごい進化した911を作ってもRRでなければファンが許さないらしいですね。

Answer 2

それはちょっと違うのでは？
ポルシェ博士の哲学を守っているのではなく、その呪縛に未だに囚われているということでしょう。
なぜならポルシェは過去に何度もRRからの脱却を試みているし、潤沢になった開発資金でボクスターやケイマンを造っているから。
本当にポルシェが作りたいのはこれらのミッドシップスポーツで、ときおり911を超えたミッドシップのカレラGTや918を限定という形で出して鬱憤を晴らしているんではないかと思う。

Answer 3

企業哲学？
現在ポルシェとは一つのカーブランドです、そしてそのブランドを所有しているのはVWです！企業哲学は当然VW由来の哲学はあるかも知れませんがポルシェの哲学は既に無いでしょう！もしポルシェの哲学が現在でも通っていたらVWに支配されてはいない事になっていた筈ですから

またSUV屋では無くてVW屋さんだとは思います、しかしブランドの存続プラス以前より販売は好調ですからVW様々ですね

Answer 4

基本変わってはないんじゃない？
非効率で売れない理想の車を造るには、効率的で売れる車を造って資金を集めなきゃいけないじゃん。
金が無ければ理想は追えないんだし。
新技術開発で資金を調達してたけど、それをsuvでも調達して来た！に過ぎないんじゃないかな。
それってブランド力が無ければ出来ない事だと思うよ

Answer 5

ワーゲングループと言ってももともとポルシェさんがワーゲンを持っていて規模や株の関係でワーゲンの子会社に収まっている形なのでその辺は自由なんですね、まあSUVなどは本業（スポーツカー）の資金稼ぎですよ。

Answer 6

カイエンやマカンだけやなく、パナメーラもそうやん。
4枚ドアのポルシェが当時のアメリカセレブにバカ売れしたらしいやんか。

企業哲学が云々とはいえ、商売やから。
企業として、どれだけ優れたものを作っても売らなきゃ意味ない。
金がなきゃ開発できないから、作りたいものも作れない。
売れるから、パフォーマンスはある程度追求できてるんちゃうの？

RRなんかとっくの前になくなってるやん。

Answer 7

ワーゲンに支配されたからワーゲンのエンジン等利用
SUVを生産しやすくなった。
企業哲学？現在ワーゲングループだよ
ワーゲンだって初代のフォルクスワーゲンはポルシェ設計
売れない車を作ってたら会社は倒産する。

Answer 8

スポーツカーを作るためにしかたなくＳＵＶも作っている。なのでは。