2019年6月
■2019年6月
ポルシェジャパンは、ポルシェ カイエンのプラグインハイブリッドモデルとなる「カイエンEハイブリッド」の予約受注を2019年6月7日に開始した。
新たに設定された「カイエンEハイブリッド」は3.0リッターV6(250kW/340ps)と電気モーター(100kW/136ps)により、システム出力340kW(462ps)を発生する。アイドリングをわずかに超える回転数で700Nmの最大トルクも得られ、0-100㎞/h加速5.0秒をマークし、最高速度は253㎞/hに達するという。また、ゼロエミッションの電気モーターによる航続距離は最長44㎞で、モーターのみによる最高速度は135㎞/hとなる。平均燃料消費量(NEDC)は使用タイヤに応じて3.4~3.2リッター/100㎞、平均電力消費量は20.9~20.6kWh/100kmと発表されている。
トランスミッションは8速AT(ティプトロニックS)で、電子制御マルチプレートクラッチによるアクティブ制御4WDが組み合わされる。また、ポルシェアクティブサスペンションマネジメントシステム(PASM)が標準装備されており、ハイブリッドモデルとしては初めてポルシェダイナミックシャシーコントロール(PDCC)がオプションとして選択可能となった。
■2019年9月
ポルシェ ジャパンは、SUVの「カイエン」のプラグインハイブリッドモデルを2019年8月13日に発表、同年9月13日に予約受注を開始した。
新たに設定されたのは、パナメーラシリーズに続くプラグインハイブリッドモデルの「カイエンターボSEハイブリッド」。搭載される4.0リッターV8ターボ(404kW/550ps)と電気モーター(100kW/136ps)の組み合わせにより、システム出力は500kW(680ps)を発生する。組み合わされるトランスミッションは8速ティプトロニックS(8速AT)。発進直後から900Nmの最大トルクが得られ、0-100㎞/h加速3.8秒、最高速度295㎞/hをマークする。また、ゼロエミッションのEV走行で最大40㎞の走行が可能。電気モーターのみの最高速度は135㎞/hとなる。バッテリーは14.1kWhのリチウムイオンバッテリーをラゲッジコンパーメントフロアに搭載している。
足まわりについては「ポルシェダイナミックシャシーコントロールシステム(PDCC)」、「電気機械式ロール制御システム」、「ポルシェトルクベクトリングプラス(PTV Plus)」、「リヤディファレンシャルロック」、「ポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)高性能ブレーキシステム」、「ポルシェアクティブサスペンションマネージメントシステム(PASM)」を標準装備。さらにエクステリアカラー同色仕上げのホイールアーチ悪ステンションを含む、21インチエアロデザインの軽合金製ホイール、パワーステアリングプラス、スポーツクロノパッケージも含まれる。オプションで22インチまでの軽合金製ホイールとリヤアクスルステアリングを装備することも可能だ。
LEDヘッドライト、制限速度機能を備えたクルーズコントロールシステム、カメラベースの歩行者保護、前後のパークアシストを標準装備。LEDマトリックスヘッドライト、ヘッドアップディスプレイ、熱探知カメラ付きナイトアシスト、レーンキープアシストはオプションだ。また、イグニッションスイッチがオフの場合でも車内の冷暖房が可能な補助エアコンが標準で装備されている。
■2022年1月
ポルシェジャパンは、「カイエン」のプラグインハイブリッドモデルに特別仕様車「プラチナエディション」を設定して、2022年1月17日に予約受注を開始した。
「プラチナエディション」は、サテンプラチナ塗装で仕上げられた多数の専用ディテールを装備。フロントのエアインテークスラットのインレー、LEDリアライトストリップに統合された“Porsche”ロゴ、リアのモデル ロゴに加えて、標準装備のプラチナエディション専用21インチ RSスパイダーデザイン ホイールにサテンプラチナ塗装を施した。またホワイトとブラックのソリッドカラーにマッチする、ジェットブラックやキャララホワイト、マホガニー、ムーンライトブルー、クレヨン(スペシャルカラー)のメタリックペイント塗装を設定した。
インテリアは、クレヨンのシートベルトと“Platinum Edition”のロゴが入ったブラッシュアルミニウムのドアエントリーガードが、テクスチャード加工のアルミニウムインテリアパッケージやシルバーカラーのトリムとともに特別なタッチを加えている。
装備面では、ポルシェダイナミックライトシステム(PDLS)を組み込んだLEDヘッドライト、パノラミックルーフシステム、プライバシーガラス、Boseサラウンドサウンドシステム、アンビエントライト、8wayレザースポーツシート、フロントおよびリアヘッドレストのポルシェクレスト、ダッシュボードのアナログ時計を採用。またポルシェエクスクルーシブマニュファクチャーもインテリアとエクステリアにおいて幅広いオプションを用意する。