スポーツカーは、なぜAT車よりMT車の方が価値が高いのでしょうか？

Question

近年、空冷時代のポルシェが物凄いプレミアがついて、価格上昇しているようです。
９６４カレラ２は、数年前は３５０万が中古相場でしたが、
今は６００万前後。およそ２倍。
他の空冷時代のポルシェもだいたい２倍近い価格上昇なようです。
ただし、PDK(AT)だと、その価値はかなり下がるようで、
空冷ポルシェでもMTというのは必須なようです。

ボクスターも、PDKなら１００万以下の中古がありますが、
MTになると下限が１５０万くらいになるようです。
ATとはいえ、PDKですから、大衆車で使用されるトルコン式でなく、フェラーリなどで使われている
セミMTなので、性能は申し分ないはずです。
いや、むしろ今の技術は人為的なMT車より、
セミMTの方が走行要素は凌駕しているはずです。
だとすると、スポーツカーにおけるMTは、他の要素に価値がおかれるということでしょうか？

他の国産スポーツを検索しても、
低価格の中古車は、だいたいAT車が多いです。

スポーツカーにおいて、AT車（含むセミMT)は毛嫌いされているということでしょうか。

今現在、限定免許発行数が過半数に届きそうで、
知恵袋でも、限定免許だけで十分。という書き込みが増えていますが、
なぜ、スポーツカーの世界だとMT車がこれほど重宝されているのでしょうか？

補足

おっしゃるように記憶違いで、空冷時代のポルシェは、PDKでなく、ディプトロでしたね。 それなら、自分でコントロールできるMTの方が機能的に優位で高値になるのでしょうか。 それと、私も９６４は試乗したことがあるのですが、排気量があるので、 一般道は２速ホールドで十分。３速以上はあまり使わず。いわゆるMTの醍醐味の「シフトガチャガチャ」感 はありませんでしたが、それでもエンジンコントロールできる趣味性で、中古車ファンを引きつけるのでしょうか。 ポルシェ、フェラーリ、マセラティクラスになると、金持ち道楽のAT主義者と 本気でスポーツ中古車MT主義者と分離されるようですね。

Answer 1

運転を楽しむ車だから
MTの一手間が魅力なんだよ
自由にギアを選択できる事ね

Answer 2

フェラやポルチェなどとロドスタやビートなどでは意味がだいぶ違うと思います。
大馬力のMTはクラッチバカ重だったりして操作が(体力的にも)難しいのでMT派は自分に酔っているんだと思います。
ATの方が楽に安全に走れるけど、仲間から軟弱者呼ばわりされるのがイヤなんです。
軟弱者には相応な高級ラグジュアリースポーツがあるもんね。
大衆スポーツカーは純粋にガチャガチャしながら走るのが楽しい、速さは二の次。サーキット行けばクラウンの方が速かったりします。

Answer 3

マニュアルだからこそ、スポーチツカーだからです。

ATでスポーツカーという、感じにはなれませんよ。

Answer 4

MTとTipの中古車相場が明らかに違うのは空冷911だけのような気がします。
964から搭載されたTipは、初期モデルは出来が良くありませんが、93年モデルはかなり改善されており、個人的には今でも空冷911の雰囲気は楽しめると思います。
今やまともな状態、低走行の92～93年モデルのカレラ2（MT）は1200万前後しますので、昔の中古車相場を知っている人は手を出せないでしょう。

半面、最近のランボルギーニやフェラーリはMTの設定すらありません。カリフォルニア、初期ガヤルドはMT仕様がありますが、前者は取説に掲載されているだけで実際に見たことはないし、後者はセミATの出来が良くないので中古市場でMTの人気がある時期がありました。新車で購入する人たちはMTの方が良ければ、設定がなくても数百万出してオーダーするはずですが、そこにお金をかけるオーナーはいないですよね。これが答えかもしれません。

質問者さんの言うようにパワーのあるクルマをMTで運転しても楽しくはないですよね。ターボ3.6（964）は素晴らしいクルマでしたが、街乗りでは2速ホールド、高速道路でも制限速度内なら3速で足りてしまいます。何よりRRのハイパワー車を一瞬でも片手で操作するのはヘタレオーナーには恐怖でしかありません。
空冷で唯一MTでも楽しいのは964RSだけかもしれない。ただし渋滞は地獄・・・

Answer 5

そもそも質問者さん構造を知らないので教えますが。電子制御のATギアの耐久性はもろくATフルード自体が交換できなく故に使用期間に応じて寿命が発生します。ですが機械式のMTギアはオイル自体が消耗品でメンテナンス（MTオイル交換：オイルの硬さ９０）によりミッション本体の耐久性は一生使えるほどの価値があります。
ならどちらが価値があるかの答えはわかりますよね？

Answer 6

ちょっと勘違いがあるようですが、ボクスターのＰＤＫは、一般に９８１からですから、まともなものでは５００万以上は、しますし、価格は下がってません。
空冷９１１には、ＰＤＫは有りませんし、ＭＴのほうが玉数が多いので、どちらも価格は上がり気味で、まともな物は、６００万では、無理でしょう。
ＭＴ人気は、スポーツカーの世界ではなく、旧車や、当時の走りを楽しみたい人の世界だと思いますから、ＡＴでは、物足らない方が多いのではないでしょうか。

Answer 7

空冷はPDKは無くティプトロですがこれは大して性能良くないので皆さん欲しがりません。どんな物でもみんなが欲しがれば値段は上がります。ポルシェが値上がりしてるならそれは昔より欲しがってる人が多いと言う事でしょう。PDK登場以降は値段差はほぼ無いです。PDKについては折り紙付きなので。

またタマ数低下や海外バイヤーなどまとめ買いで値段が上がるケースがありますね。GTRの古い型も同じです。
ポルシェの場合964型については大量生産の市販車のくせホモロゲ認可取れる関係上クラッシックレースに使われる為世界中の金持ちが集めている背景があるようです。

一般的ATについては国産スポーツの場合例外無くメーカー既製品を乗っけただけなんでフィーリングやギア比など走行性能に関わる部分が犠牲になります。よって安いです。ロードスターのように遅くても人気ある車はこういったフィーリングを求められているからです。

Answer 8

もし買おうとしてるなら、多少無理してでもMTを勧めます。
ポルシェやフェラーリでもAT比率が圧倒的に高いのは、当たり前ですが新車で買える人がATを選ぶ傾向があるからです。新車で買える人は金持ちですが、必ずしもスポーツ走行するための道具として選んでる訳ではなく、カッコイイから、ってだけで選んでる人がかなりいます。そういう方々は別に速く走れる訳でもなく、むしろ速さなどどうでもいいという方々です。一方で、スポーツ走行するための道具としてポルシェフェラーリが欲しい人は８割かたMTを欲しがります。彼らは別にサーキットのタイムが欲しい訳ではなく、自分の走る道を自分の腕で上手に走らせたい、と思っていますし、同時に、ATを金持ちの道楽買いしたタマ、という目で見ています。逆に言えば、ATはそういう目で見られる、ということです。うわー、お金持ちですね！（でもどうせATなんでしょ？）って感覚。ATなら多分全然羨ましくないんですよね。MT派から見ると、そういうのが解ってるもんだから、意地でもATが乗りたくない訳です。元々金持ちは中古を買いませんね？すると益々、ATの中古相場は暴落し、数は少ないMTが高くなるのです。

Answer 9

MTの方が需要が高いからでしょう。
さらに、ただでさえスポーツ走行する車でセミオートマの機構だと普通のMTよりクラッチ交換の頻度が高い為敬遠されるのも有るのでは？
マセラティあたりだと2万キロ毎に作業費込みで100万コースみたいですし。

Answer 10

まあ古い車のATはトラブルが多くて維持が厄介と言うのも古いATが避けられる理由でもあります。
MTの方が維持が楽だというのは事実です。

後は数が多いというのも有りますね。
新車時は今はスポーツカーでもATが多かったりします。
これが中古になると逆に数の多いATは需要と供給の関係で数が多いから相場が安くなってしまいます。
少ないMTの方が希少性が出てくるのです。

Answer 11

価格差は単に需要があるから高くなるだけですね。
同じ条件の車でも変な色だと人気が無いから安くなるのと同じです。
どんなに優れたATでも、需要が無い物は高いと売れないので安くなるだけです。
で、何故、優れているのに需要が無いのか？と言うなら、スポーツカーユーザーは、別にレースで速く走らなければならないのではなく、速いかどうかも含めて自分が楽しく走りたいと思って購入するのです。
なにかの競技で勝ちたいなら、より優れた（面白みは別として）タイムの出る仕様の車に乗れば良いことです。
けど、あくまで趣味なら楽しい方が良いですよね？
正直、個人的意見を言うなら、わざわざお金を出して買うのにAT（２ペダルMT含む）は欲しくありません。
あくまで操作を楽しみたいのに、いくら優れているからと言って自分で操作できない物は選びません。
ジグソーパズルが好きな人がいたとして、パズルを作るのが目的なのに、最初から完成品の絵画を購入しないのと同じです。
作る課程（つまり操作）が楽しいのです。