ポルシェ、フェラーリ、ロールスロイスなどが何千万～1億円くらいするのは何故ですか？

Question

当方車には全く詳しくなく、くだらない質問で申し訳ありません。

実際に何千万もするエンジン、器機や材料が使われているのでしょうか？

とても性能が良いと言われている日本車でもそんなにはしませんよね？

実際の所、例えばポルシェだと[ポルシェ]というネームバリューだけで何千万か占めているということがあるのでしょうか？

Answer 1

ポルシェは911なら1000万前後から
ボクスターなら600万くらいから。
なので、ポルシェは除外します。
で、ソレ以外なのですが・・・。

例えばフェラーリ。
エンジンは熱効率や軽量化のタメ、かなり複雑な形状をしています。
どれくら「複雑」かというと、1基のエンジンに付き、いちいち1個の型を作るくらいです。しかも、この型は「ロストフォーム」なので1回しか使えません。
セパレートにすれば量産も出来るのですが、強度的な問題上、1パーツでやります。
それから、ピストンやコンロッドは、重量差がほとんどないものだけを厳選してます。（普通の車はピストンごとに精度が違うので重量もまちまちです。）
さらに、カムシャフト・シリンダヘッドは全部「チタン製」
それからガスケットはマイナス百数十°の低温化で取り付けられますので（常温に戻ると膨張し、ぴったりくっつく）その施設も必要。
カーボンは、フェラーリの場合、室内まわりもカーボンのバスタブ構造なので、「3Dでカーボンを1パーツで作り上げる」技術及びその施設。
溶接は機械溶接の後に、熟練工が両側から寸分違わない速度でレーザー溶接。（機械では出来ない）
まぁ、要するに「いちいち金のかかる方法」で作られています。

レクサスLF-Aもこれとほぼ同じような行程で作られますが、レクサスLF-Aが3750万という本体価格になるのもうなずけます。まぁ、レクサスの場合「LF-Aを作る工場を専用に作る」所から始まってますので、当然フェラーリよりも高いですがね。
日本車ですら「本気で作ると」こうなのですから・・・・・・。

Answer 2

カーボン等、高額な材料が使われているってのも事実ですが
フェラーリはスイッチ類などフィアットと共通パーツも多いですよ。

なぜ高いかと言えば、生産台数が少ないからでしょう。
車一台の開発費は莫大な費用がかかります。
それが分割されて個々の価格に乗ってます。
開発費１００億円かかって１００万台作るのと
数千台作るのでは一台に乗ってくる開発費も変わって来ます。

もちろん高額でも売れるってのはそれだけのブランド力があるんです。
だから安く売ることは出来ないって事もあるでしょう。

名前だけで売ることが出来るブランドは本当に力のあるブランドだと言えるでしょう。
高くても売れるからこそ、高い金をかけて車を作れるってのもあります。
価格と品質が見合うかってのとは別次元の話。
単なる品質や性能で比較できるような工業製品では無いですね。
これがブランドの持つカリスマ性…
逆に言えば品質が劣る物でもブランドの力で売れる商品ってのは
それだけブランド力が高いって話。
ある種の信者を産み出すほどのブランドの力です。

これが日本企業がもっとも苦手とする分野ですねぇ。
良いものを安く売るには高度な技術が必要ですが
悪くても高いものを売るには絶対的な営業力（ブランドや伝説）が必要なんです。

Answer 3

高額スポーツカー
例えば、フェラーリの場合市販車両業務はF1の資金稼ぎです。
そのため、大きな利益が必要ですから、F1カーのノウハウを惜しげもなく流用してプレミア化を図るのですが…。元々の技術開発費用が莫大なためその元をとるために更に高くなります。
対抗しようとするメーカーの車両も同等レベルの技術開発費用が発生するので高くなります。

逆に本当の意味での高級車はベース車両に対して、オーダーメイドで様々な装備を取り付けます。
製作も職人の手作業の部分が多くなり人件費が嵩みます。
その上で後部座席の乗り心地は最上級に仕上げられます。
そういったことの積み重ねから高額になります。

Answer 4

もちろん高価な素材を使っている、ということもありますけれど、価格差の主たる原因は量産効果でしょうね。

何百万台も作るカローラと、何百台かしか作らないロールス、仮に同じ製品だったとしても、そのコストは天と地の差があるはずです。

Answer 5

日本車も海外では高額になってますよ。
35ＧＴ-Ｒなら200000㌦以上
ＬＳ600ＨＬなら300000ドル以上