ポルシェ 911 「魅力的なデザインと暴力的なパワー！」のユーザーレビュー

魅力的なデザインと暴力的なパワー！

2022.4.14

総評

納車から1ヶ月、1000km走ったのでレビューしてみます！
万人受けする車では無さそうですが、ハマる人にはガッツリハマる車です。「最近の車はお利口さんでそつなくこなすが退屈、日常に刺激が欲しい。車と会話しながら運転したい」そんな人にはピッタリかと思います(笑)

項目別の所でなるべく頑張って細かく書きますが、エンジンや内装、足回りなどなど、造り手であるポルシェが「どんな車に仕上げるか？」をハッキリ決めて造った事がとても良くわかる車だと思います。
具体的には走りの部分、ここには一切の妥協なし。逆に実用車としての使い勝手はまったくもって良いとは言えません。まぁそういう車じゃないですしね(笑)

満足している点

・伝統的な3.6リッターツインターボのパワー
・一目で911と分かるデザイン
・サイドミラーに映るリアフェンダーの膨らみ

不満な点

・電格ミラーなし(笑)　
・オートライトなし（後付可）
・足回りめっちゃ硬い
・最新のPDKと比べるとちょっと変速がダル
・せめてステアリングにボタンでなくパドルが欲しかった…

デザイン

5

外装のデザインは唯一無二と言っていいでしょう。ポルシェと言ったらこのデザインですから。
最新や991のデザインも良いですが、997までのコンパクトにまとまっている感じもなかなか良いと思います。
ターボ専用の外見（バンパー、フェンダーダクト、リアウィング等）になっているのも所有欲を満足させてくれます。

内装は豪華とは言えませんが、人それぞれでしょう。というのも、ポルシェはオプションが非常に豊富なので一概に言えないんですよね。木目のパネルとかにしたら高級感出るかもしれません。あくまでスポーツカーですからなるべくオプション設定して重量増を避けるというメーカーの姿勢は自分的にはGOODです。

伝統の5眼メーターは見た目も機能も良く、必要な情報を必要なときに確認できます。

走行性能

5

悪いわけ無いです。開発の際にここにフォーカスして作り上げたと言っても過言ではありません。
480馬力ツインターボはどのギアのどの回転数からでもガンガン加速してくれます。クローズドコースでやってみたらほんの少しの直線で250km/hでます。
カーボンセラミックブレーキは街乗りで少し鳴く上に温まるまではちょっと心もとない感じですが、調子出てくると恐ろしいくらいに止まります。リヤエンジン故なのか、減速時のノーズダイブがかなり少なく安定して減速できます。イメージ的にはリアバンパーにワイヤーがついていて、それを引っ張って止められてる感じです。

とにかくリアエンジン故の独特な挙動が気持ち悪い！
首都高のカーブをつなぎ目を超えながら曲がると、お尻を中心に揺れる感じがして違和感あります。
200km/h超えたあたりからフロントが軽くてステアリングがクイックになる感覚に襲われます。

乗り心地

2

乗り心地は悪いです。街乗りの速度域だと突き上げが強くてかなり硬さを感じます。同乗者からも不満が出そうなレベル。ただ、高速道路に乗った途端丁度良くなります。しなやかで踏ん張りが聞くいい脚だと感じました。

積載性

2

ゼロではないですがほぼないです。
フロントのトランクは43リッターのスーツケース一つ、後部座席を倒せばスーツケース2つくらいは入りそうです。

燃費

2

平均してリッター7kmぐらいでしょうか？燃費は一切気にしてません！

価格

3

高いですね…。この辺の中古車で700万〜1200万。
それだけあれば世の中の車結構なんでも買えます。
それでもなおこれを選んだなら、相当な車好きと言えるでしょう。GT系とまでは行かなくともリセールもそこそこ良いです。

故障経験

納車2日目にしてPASM （ボタンで減衰を変更できるショックアブソーバー）が故障しました！(笑)
この辺は保証ありますから直してもらいます。