空冷を買いたい方々のために
選択肢に無かったので94年FMC=993になっていますが、91年式964のカレラ2MTを新車で購入、3年ほど持っていました
2013.4.4
- 総評
- 空冷を買いたい方々のために
選択肢に無かったので94年FMC=993になっていますが、91年式964のカレラ2MTを新車で購入、3年ほど持っていました。
964はなんといってもその小ささがいい。すっぽりと5ナンバー、今のゴルフより小さい。そして、斜め後ろからのスタイルがいいですねえ。私の購入動機の二大要素はこの二つです。
964をいいと思う他の方も恐らく、この二つのポイントは重要な要素になっているのではないでしょうか?
- 満足している点
- ・斜め後ろから見た時の何とも言えない雰囲気。
・小ささ。
・カレラ2のMTでも楽々と雪道の坂道発進ができるトラクションの良さ。コーナーの頂点を過ぎてアクセルを踏んづけた時の抜群の加速感。
・安定感抜群のブレーキ。
・70~100キロ位で流したり、そのくらいのコーナーを回っている限り、気持ちいい。
・フロントフェンダーの峯が視界に入り、ウィンドスクリーンが近くにあってAピラーが立っているので非常にコーナーが見やすい。
・雨が降ると高速でも100km以上出さなくなるので、非常に安全。(んなもん、ステアリングの感触がニュルニュルになってとてもスピードなんか出せたものじゃない。カレラ4はかなりいいらしいけど)
・ファンは大好きらしいアイドリングのバサバサ音。
- 不満な点
- ・ペダル類のオフセットが激しい右ハンドル環境
・妙に暗いヘッドライト。(バルブを変えてもあまり明るくならない、レンズのせい?)
・市街地を流れに沿って60km以下で走ると、ただの重い車。全てがもっさりしている。
・しかし、峠に行き最初の直線でダッシュ、ヘアピンでフルブレーキしてステアリングを切るとケツが重い重い、曲がらない曲がらない。特に上り坂でガソリンが少ないとまるっきり曲がらない。かと言って4速で少しアクセルを緩めてコーナーに侵入するような時はステアリングを切った以上に切れ込む。感覚的には「お尻」ではなくそれより高い「背中」に重りを背負って走っている感じ。スバルがよくいう「低重心」ポルシェが言わないのは実際は水平対向ってそれほど重心が低くないからだと思う。
・後輪の溝が減ってくると乗り心地、グリップ共に劣悪になる。おまけにすぐに減る、せいぜい1万km。
・空冷と言うより油冷のため、オイル交換では普通の4リットル缶3つでも足りない。その油冷ラインがフロントオーバーハングからリアへと車体底をのたくって伸びているため、なんでこんなところから?(私の場合左フェンダー内側)という場所でオイル漏れを起こす。(エンジンからはもちろん漏れる)
・自動車雑誌では「GT」とよく書かれるが、たった64リットルしか入らない燃料タンクとそれらしく走らせるとせいぜい8km/Lの燃費で安心して走れるのは400kmほどしかない。
・知らない人が聞くと「耕運機?」と思われるアイドリングのバサバサ音。
・非常に長いフロントオーバーハング。
・本国ではオプションの革シートしか選べない。暑くて蒸れるし、冷たくて滑る。オリジナルではサイドサポートの幅が広すぎてコーナーでも体を支えてくれない。
・ランエボやインプに煽られ、負ける。だってハンドリング悪過ぎです。でも今ならクラシックカーと見てくれるだろうからそんな心配もないかもしれない。
・運転を楽しみたい人はエリーゼを。911というブランド品を手に入れたい人はどうぞ、今なら300万も出せば買えます、同じくらいの整備費用を用意しておいたほうがいいけど。(だってテールランプの雨漏り、3回位直しても再発しましたから。その他も結構壊れます。)
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