プジョー 308SW PHEV 「死角はほぼ見当たらない「理想的なCセグステーションワゴン」」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

伊達 軍曹
伊達 軍曹(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
4
走行性能
5
乗り心地
5
積載性
4
燃費
4
価格
4

死角はほぼ見当たらない「理想的なCセグステーションワゴン」

2023.2.8

年式
2022年4月〜モデル
総評
コンパクトステーションワゴン(といってもさほどコンパクトではないが)のプジョー 308SWにプラグインハイブリッドシステムを搭載した最上級グレード。その走りは上質にして軽快で、デザインは内外ともに美しく、ステーションワゴンとしての実用性も十分以上。当該セグメントのなかでは「トップレベルの実力を持つ」と断じて間違いない。
満足している点
車両の後部に十分な広さを持つ荷室を備えていながら、その存在をほぼ感じないほど軽快で安定感あふれる走りを味わうことが可能。また内外装デザインと細部の質感も上々であるため、いわゆる「所有する歓び」も感じさせてくれる。
不満な点
不満な点は特に見当たらないが、人によっては、プジョー独特のかなり小径なステアリングホイールに見た目上の違和感を覚えるかもしれない。ただ、実際の操舵フィールに違和感を覚えることはないと思うが。
デザイン

4

フロントグリルや超薄型マトリクスLEDヘッドランプなどは5ドアハッチバックである308と共通。そこに後部の荷室エリアと、3本のライオンのかぎ爪をイメージしたリアコンビネーションランプが自然にマッチしている。大型化されたディスプレイを使った「iコックピット」を中心とするインテリアデザインも、端的に言ってなかなかカッコいい。
走行性能

5

「文句なし!」のひと言で終わらせたいほど、素晴らしい走行フィールを堪能できる。最高出力180psの1.6L直4ターボエンジンに同110psのフロントモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムは、どんな回転域でも十分以上の力を提供してくれ、直進性や回頭時の安定感もクラストップレベルといえる。
乗り心地

5

これまた「文句なし!」のひと言。ドライブモードを「ハイブリッド」にした際の乗り味は「ソフトだがタイト」といったニュアンスで、「スポーツ」にした際は「タイトだがソフト」といったニュアンスに変わる。ドライバーと乗員の双方が納得できる乗り心地である。
積載性

4

荷室容量は5名乗車時でも608Lと十分で、後席の背もたれを倒せば最大1634Lまで拡大可能。その際の床面もおおむねフラットになる。使い勝手と“使いで”は十分。
燃費

4

ハイブリッド燃料消費率は17.5km/Lで、EV走行換算距離は69km(いずれもWLTCモード)。正直もうひと声欲しいところではあるが、クラス標準レベルではある。
価格

4

557万1000円という「絶対的な金額」は決して安いとはいえないが、このクオリティから考えるのであれば「割安」とすらいえるだろう。購入後の総合的な満足度は非常に高いはず。
伊達 軍曹
伊達 軍曹
自動車ジャーナリスト
外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。輸入中古車専門誌の編集長を務めたのち、フリーランスの執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、さまざまなメディアに多数の記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツ。
プジョー 308SW PHEV 新型・現行モデル

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