プジョー 308SW （ワゴン） 「プジョー　３０８SW GTライン_RHD(AT_1.2) 　試乗」のユーザーレビュー

プジョー　３０８SW GTライン_RHD(AT_1.2) 　試乗

2017.9.11

総評

最高出力130ps/5500rpm
最大トルク23.5kg・m/1750rpm
直列3気筒DOHCターボ 1199cc
重量1340kgパワーウェイトレシオ10.3kg/ps
新車価格3,388,000円

不満な点を差し引いても、満足な点で十分買いであることは間違いないでしょう。今までは国産車しか乗ったことがありません。外車にも興味がありますが、VWは意外とたくさん走っている。ベンツやBMWは高価で所有できない。そんなニッチなニーズを受け止めてくれる、数少ない外車であり欧州車でありフランス車なのではないでしょうか。

満足している点

308GTハッチバックの時のいまいちな印象から一転、この308GTラインSWはとても好印象でした。
総合的に見て、アリュール＜GTライン＜GTと、スポーツ度が増していくと思っていますが、この中間的な位置づけがとてもマッチしていました。GTだとスポーツすぎる。アリュールだとコンフォートすぎる。その両面を持ち合わせているのがGTラインだと思いました。
またマグネティックブルーというGT専用のカラーも印象的でした。薄すぎず濃い過ぎず、かといって派手過ぎず、適度に主張しています。
全長4585ｍｍ、全幅1805ｍｍでサイズ感もちょうどいいです。

不満な点

やはりフロントのドリンクホルダーが一つなところで、かつペットボトルが入らないところ。
グローブボックスが狭すぎて使い物にならないところ。
センターコンソール部分の質感がプラスチックなところ。
インテリアが簡素で地味なところ。

デザイン

5

シンプルながらもバランスが良い。

走行性能

4

速度100ｋｍ程度までの範囲内までの速度ならとても気持ちよく走れます。車体が軽いので軽快に加速できますし、ダウンサイジングターボも効いてとても気持ちいいです。
６ATでパドルシフトも付いており、適度に操れる感覚もあります。ブレーキも必要十分に効きます。
308GTハッチバックほど強烈な加速はありませんが、アテンザ25ｓの188ｐｓよりも速く加速するように感じます。

乗り心地

5

多少スポーティーではありますが、もともとがフランスの石畳で鍛えられた車なので、締まっている中でもフラット感はあります。足がよく動いてるのかもしれません。適度なスポーティを求める人にとってはベストな乗り心地かもしれません。前回のGTハッチバックと今回のGTラインSWで、こうも印象が違うとは思いもよりませんでした。
シートについては、308GTの時は好印象は持てませんでしたが、今回はとても好印象でした。全く同じシートなのに・・・308GTの試乗の際は少々緊張しておりシートの調整がうまくいってなかったのだと思います。今回は余裕をもってシートを調整したら、ちょうど体にフィットする位置を見つけることが出来、サポート性も抜群で印象が180度変わりました。
シートはスポーツシートなので同乗者については意見が分かれるかもしれませんね。

積載性

4

ラゲッジは十分です。形もスクエアなので積み込みも容易と想像できます。
小物入れなどは、期待できません。車にあれやこれやと乗せておく人にとっては不便と思います。ドリンクホルダーも工夫しないと不便です。
フロントシートはタイトである中でも必要十分な広さです。リアシートは背中が立っている分、多少窮屈かもしれません。子供をリアに乗せる分には十分と思います。ハッチバックよりもリアの膝周りは広くなっているようです。

燃費

3

ハイオクです。実際にはわかりませんが、投稿集計などを参考にすると12ｋｍ程度なのかなと予測します。

価格

3

価格はまあまあと思います。
近頃の日本車もすこぶる高くなってきているので、いい勝負が出来ると思います。
下取は、厳しいかもですね。輸入車は総じて下取には弱いです。

故障経験