fratokoさん
プジョー 308SW (ワゴン)
グレード:SW プレミアム_RHD(AT_1.6)
2011年式
乗車形式:マイカー
「全長4.5mクラスの7人乗りで、走行性能が高く、デザインのよい車」を国産、輸入車問わずゼロベースで探したら、308SWになりました。
家族構成
2013.3.3
- 総評
- 「全長4.5mクラスの7人乗りで、走行性能が高く、デザインのよい車」を国産、輸入車問わずゼロベースで探したら、308SWになりました。
家族構成は私と嫁、2歳の娘に加え、2013年春に双子が産まれて5人になります。双子と分かる前は「次はゴルフかA3を・・・」と思っていたのですが、大人2人+チャイルドシート3台となると、5人乗りでは無理。興味のなかったミニバンを慌てて探すことになりました。
まずは選定の必須条件。
・全長4.5mクラス:自宅の駐車場の都合。
・全高<全幅:走行性能を考えると外せません。
・2列目中央の3点式シートベルトとヘッドレスト:嫁さんが2列目中央に座るため。
これだけで大半のミニバンは消え、残ったのは国産ではプレマシーのみ。輸入車でもC4ピカソ、トゥーラン、308SWくらいです。
プレマシーは、内装がチープ、曖昧なハンドリング、2列目中央が小さ過ぎる、オプションで跳ね上がる価格、伸びない実燃費、で消去。
C4ピカソはゆったり乗るには良さそうですが、背が高いのとEGSが乗りにくそう、価格が高め、で消去。
トゥーランは、ミニバンとしては高い走行性能ですが、運転姿勢やコーナーでのロール感はやはりトールミニバン、DSGは評論家が絶賛するほど惹かれない、ベースグレードの装備が薄い、デザインが保守的すぎる、で消去。
というわけで308SWに決めました。中古を3台試乗して一番よかったものを選びました。
◾走行性能
本来はステーションワゴンであり、3列目がオプションの本国では、ゴルフヴァリアントやフォーカスエステートと張り合うモデルです。
この車の価値の半分以上は質の高い走りにあると思います。評論家の絶賛も決してリップサービスではありません。
BMWと共同開発の1.6リッターターボエンジンはスムーズでパンチが効いています。踏み込めば1.5トンの車体を軽々と押し出します。
操舵感は適度な重さで、ジンワリなめらか。ステアリングの切れ角と舵角が澱みなく呼応しているような、素直でクセのない特性です。
極め付けは足回り。低速では多少コツコツしますが、速度を上げれば上げるほど安定感が増します。例え首都高のコーナー+勾配+橋脚の継ぎ目のような状況でも、ボディが揺すられることはありません。どんな状況でもタイヤがしっかりと接地し、スーッと滑らかに走り抜けます。
限界は高くはありませんが、街中の低速コーナーでも「ああ、すごくいいなあ」と思わせる乗り味は感動的ですらあります。ゴルフは高速道路で「参りました!」と思う車ですが、308SWは一般道からハッピーになってしまう車です。
前期モデルの途中から採用されたアイシンSW製6ATはスムーズそのもの。4ATも悪くないとはいいますが、AL4の問題は乗り味よりも信頼性。もし308SWがAL4だったら買っていなかったでしょう。
◾インテリア
内装も立派になりました。派手さはないものの、大衆車らしからぬ上質感。内装材の質感は、ゴルフよりは落ちますが、同価格帯の国産車ではとても太刀打ちできません。スイッチ類も節度よくカチッと動き、昔のフランス車のぐにゃぐにゃした動きはなくなりました。
◾シートアレンジ
4.5mの全長に3列シートを押し込んでいますので、3列目はあくまでも子供用か緊急用です。2列目は小振りですが、3席が同じサイズ。2~3列目はすべて取り外せるので多様なアレンジが可能です。
- 満足している点
- 爽やかで心地よいハンドリング。
しなやかでクオリティの高い走行性能。
内外装のデザイン。
7人乗りながら乗用車的な運転感覚。
信頼性が格段に向上した6AT。
多様なシートレイアウト。
- 不満な点
- 二列目の座面長が大人には短い。
フロントガラスに激しく映り込むダッシュボード。
身長163cmの私のシート位置では、左のサイドミラーを一番右端に寄せても足りない。
収納スペースが扉の幅の半分しかない、ギャグのような超上げ底グローブボックス。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験