ついにカタログ落ちしてしまいました!
ついに1007がカタログ落ちしてしまいました。本国で右ハンドルの生産中止になってかなり経つので、プジョージャポン
2010.2.28
- 総評
- ついにカタログ落ちしてしまいました!
ついに1007がカタログ落ちしてしまいました。本国で右ハンドルの生産中止になってかなり経つので、プジョージャポンの在庫処理に時間がかかった、売れなかった、ということでしょうか。あまり評判のよくない車ですが、要するにそれは、この車をどのように使用するか、とのユーザーの使い方ではないか、と私は思っています。この車と4年以上つき合っていますが、確かに不満があっても、過去に乗っていた車を思い出してみると、使っている時は、何かしらの不満はありましたし、良いところも車それぞれ違っていたような気がします。これを日常使用している家内はとても便利で困ることはないといっていますし、スライドドアを持つ軽自動車と乗り換えようと検討した時、結局、気に入らずに現在でもこの車に乗る続けています。(私は今の軽自動車はとてもよくできていると思うのですが、家内はぜんぜん違うといいます。)
- 満足している点
- 長所はなんといっても使い勝手のよさにつきます。保育園の送り迎えにこの両面スライドドアはとても便利です。保育園の駐車場は狭いのですが、このドアの乗降性の良さは慣れるととても便利です。長さも短いので見切りもいいので助かる。着座姿勢も高くとれるのでよく見える。天井も高くゆったりした感じで乗れます。次にシートの座り心地の良さ。前席、後席ともに、全く手抜きをしていません。柔らかく、腰があり身体を包み込む感じです。ゴルフのシートもいいですが、腰痛持ちの私はこのシートのほうがいいと断言します。ここらあたりは、日本車はかなわないと思います。たぶんお金のかけ方、かける場所が違うのだと思います。あとは高速になるとしっかりとした乗り心地、安定感があります。この安定感、ハンドリングは家内がいうには、この車に乗り慣れると、乗り換えを検討した車は怖く感じるそうです。私も感じることですが、この車の剛性の高さ、ハンドリングの確かさはかなりのレベルだと思います。タイヤのごつごつ感も柔らかいコンフォートタイプに変えたところ抜群によくなりました。ダンロップは固すぎるようです。あとは、エアバッグが充実している、見えない安全性にしっかりお金をかけている点だと思います。この車、日本車みたいに優等生ではありませんが、かなり運転するのが楽しい、なんというか運転は車と人と車が一体になってするんだよ、みたいな感覚があると思います。
- 不満な点
- みんなさんが指摘しているように、このセミオートマは、日本車のオートマと比較すると、なんじゃこれ、の世界です。はっきり言えば、これはオートマじゃない。運転する人にしっかりとした操作を求めます。すぼらなアクセルワークはぎくしゃくしますし、つまるかんじで不愉快です。きちんとエンジン回転と変速時期の相性を考え運転することを求めます。乗り心地も最初は固くごつごつしますが、3万キロ越え、タイヤ交換でしっとりとした感じになってきました。それなら最初からしろよ、と言いたくなりますが。また、内装がチープでプラスチッキー割り切りが必要です。シートの生地が3万キロで毛玉になってます。シートスライド等重めで、女性には力が必要かと。他の方の投稿でシートベルトが遠いとの指摘がありましたが、きちんとかけておくことをすれば、大丈夫です。また、坂道で上らなくなる、との指摘がありましたが、私は一回だけ家の近所の急坂を上る時に経験しています。その時の状況は小雨、急坂でカーブ、タイヤもう少しでスリップサイン、家族四人乗車、で前輪が空転し、まったく上らなくなりました。雨の中、家族を下ろし、ハンドルまっすぐにし、サイドブレーキを引き、なんとか上りました。この車、車体が重いのかタイヤ選びは重要です。すぐ減るし。後はこの車の維持費の高さはネックだと思います。とにかく、点検費用、修理費用が高い。最初の車検でそんなに距離を走っていないのに、たぶん国産車よりも10万以上高くかかったと思います。それと、整備する拠点の少なさもネックです。また、メカの技量やサービスの体制も大切な要素だと思います。点検に出してもなかなか直らない、デイラーが遠く、点検や修理に出すにしても往復2時間かかる、決算の時期に買った車は車検の時、代車も出してもらえず、すごく不便など。このことは車の直接な性能面とは関係しないことですが、車を総合的にみたとき、すごく大事なことなので、書かせていただきます。車はよくても、その後がなあ。プジョーが日本で抱えている一面をこの車で体験させていただいています。
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