日産 エクストレイル 「よくできた腰高乗用車 いろいろな面で、クロスカントリー四駆ではなく、乗用車から派生した四駆であることがよくわかる。 いちばん驚いたのはエンジン。199」のユーザーレビュー

よくできた腰高乗用車 いろいろな面で、クロスカントリー四駆ではなく、乗用車から派生した四駆であることがよくわかる。 いちばん驚いたのはエンジン。199

2012.12.23

総評

よくできた腰高乗用車
いろいろな面で、クロスカントリー四駆ではなく、乗用車から派生した四駆であることがよくわかる。
いちばん驚いたのはエンジン。1990年代のディーゼルを知る身としては、非常にディーゼルらしくないエンジンである。今どきはどのディーゼルもこうなのだろう。
納車後半年でトラブルなし。国産車としては当然か。

満足している点

１．遊び道具の積載をよく考えてある。後部席を床に埋めれば自転車をそのまま放り込めるし、シュラフを常時積んでいれば、どこでものびのびと体を伸ばして、簡単に車内泊ができる。
２．エンジンは、かつてのディーゼルとほぼ正反対の性格。低回転のトルクは極細で、半クラッチの範囲が狭いこともあって、慣れるまではエンストが多い。1200回転くらいから力が出始め、1500で充分なトルク、2000回転ともなればシートに背中を押し付けられる加速が味わえる。
３．燃費が良い。納車後9000キロ強の平均で18.7km/L と優秀。ちなみに信州の山奥に住んでいて、平坦な道があまりない。往復11キロの通勤と週1回の高速＋遊び道具の運搬。
４．今まで所有した車の中で、乗り心地と静粛性は一番。ろくな車に乗ってこなかったせいもある。
５．オンオード性能に関しては、制動、旋回を含めて十分。とばす趣味のない自分にとって、これ以上望むものはない。

不満な点

１．エンジンの神経質な部分（前述）。この車の使われ方を考えると、もっとシフトレバーのストロークを大きく、クラッチのミート範囲を広くして、ゆったりと転がせる車にしてほしかった。
２．２０ＧＴだけシートが防水でない。ランバーサポートやクルーズコントロールみたいなのはいらないから、防水にして欲しかった（その後改善されたようだが、自分には間に合わなかった）。
３．２０ＧＴだけが扁平率５５％のぺしゃんこタイヤ。１．２．と合わせて、スポーツカーか何かと勘違いしているのじゃないだろうか。
３．短所というよりも車の方向性の問題だろうが、クロスカントリー能力が非常に低い。低い腹、大きなオーバーハング、短いサスストローク、華奢な下回り、細い低速トルク、高いギア比（トランスファーは1速である）。ワイルドな印象を与える宣伝コピーに惑わされて本格的な悪路に入り込めば、一瞬にして逝ってしまうであろう。
４．バックの際に斜め後方が見づらい。まあ最近の、窓が後ろに行くほど小さくなり申し訳程度のリアウインドウしかついていない危険な代物に比べれば、まだマシではあるが。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験