かも@雷都さん
日産 エクストレイル
グレード:20GT S_4WD(MT_2.0)
2013年式
乗車形式:マイカー
三菱デリカスペースギア(PE8W)以後K11,K12と日産マーチ3台を乗り継いで来たが,久し振りのディーゼル車となるDNT31はPE8Wを越える動力性
2014.6.26
- 総評
- 三菱デリカスペースギア(PE8W)以後K11,K12と日産マーチ3台を乗り継いで来たが,久し振りのディーゼル車となるDNT31はPE8Wを越える動力性能と快適さを与えてくれた。
長年乗り継いで来たマーチから比べると,見かけの瞬発力は減ったが重厚さ溢れる走りを披露してくれる。
梅雨時期から秋の彼岸までに発生するゲリラ豪雨でも躊躇すること無く走破出来てしまう,除雪前の国道を普通に走ってしまう等,四輪駆動車のメリットを実感してしまうと,この手の車種以外は乗りたく無くなる。
DNT31の極細トルクを嘆くオーナーが居るが,ガソリン車と同等の加速力を望むのは可笑しいと思う。ディーゼル車の性格を知った上で乗りこなすことが当たり前であり,急かす走りはDNT31には似合わない。重厚さを感じながらゆったりと堂々と走らせるべきだと思うのだがね。アスファルトばかりしか走らない方や信号グランプリに是非とも勝ちたい方は,別のクルマを選んだ方が良い。
- 満足している点
- ◎希少なディーゼルエンジン,四輪駆動,6MT車であること。
◎ディーゼルエンジン特有の全域太いトルクを生かし,アクセルは少しの踏力で巡航することが出来る。
◎SUVは重心が高いことが要因でコーナーリングが苦手と思っていたが,いろは坂や霧降高原道路のような登坂路でも思い通りのラインをトレース出来るくらいのハンドリングを持ち,尚且つ車体を大きく傾けるような不安なロールも押さえられていて,気持ち良いコーナーリングが出来る。この点はK12を遙かに凌ぐ。
◎他のオーナーが嘆きクルマ評論家が酷評する「極細トルク」だが,私の場合はそうとは思わない。クラッチミートすると凡そ1.7トンの重さを感じさせない力強い発進が可能だし,信号右折待ちから発進する際も普通に走り出すことが可能だし,何を持って「極細トルク」なのかが理解出来ない。少なくとも私のような田舎暮らしの人間にとって,DNT31は良いエンジンを搭載していると思う。瞬発力が強すぎるナーバスな車だと,雪道や林道などでは発進すら難儀するので,DNT31はその辺がよく練られていると思う。
◎高級感なぞ無くて良い。どのみち雪や砂混じりの風,花粉や支那からの有害物質が舞っていれば車内など汚れること必至。機能的デザインのDNT31は汚れても掃除しやすい点が素晴らしい。
◎気になる燃費だが,私は郊外(田舎とも言う)に住んでいるので,リッター15キロは走る。都会などの信号の多い場所は殆ど走らないので街乗りの燃費は計測したことが無い。以前所有していたK12マーチがリッター19キロ走る事が出来たが,DNT31は燃料が軽油なので費用は相殺されて実に低燃費である。モーターを使うハイブリッド車は山道での故障が不安。
◎耐久性に富むディーゼルエンジンなので,過走行でも気にならない。
◎時速80キロで6速,1500rpm走行可能で車内はとても静か。これ以上の速度を望むならギアを1速ないし2速落としてアクセルを踏めば,思い通りの加速を得ることが出来る。
- 不満な点
- ◎日本国内ではT32にディーゼルの設定が無く,ハイブリッド車に逃げられてしまったこと。
◎ディーゼル車の性格上,標高の高い場所では燃料の減りが非常に早いこと。
標高1000メートル以上でのアイドリングを伴う休憩は避けた方が宜しいかと思います。エコらしくエンジンを切りましょう。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験