よく考えて買ってください
●過去に1年半の短い期間でしたが、4万キロ以上走って楽しい思い出を作ってくれたすばらしい車でした。例え、嫌な事があってもエン
2008.5.16
- 総評
- よく考えて買ってください
●過去に1年半の短い期間でしたが、4万キロ以上走って楽しい思い出を作ってくれたすばらしい車でした。例え、嫌な事があってもエンジン掛けて『トコトコトコ・・・』とOHCの懐かしいエンジン音、寒い時は、アクセルを3回踏んでハーフアクセルでキーを回して・・・毎日が車と対話しているかのようで、休みの日は用事も無いのに知らない町へ一緒に行ったり・・・癒されました。和み系No.1の車です。●さすがに20年以上前の車なので、現在の一線で活躍している車と動力性能・乗り心地・燃費などは比較してはいけません。足りない事は沢山あります。でも良いんです。この車にはこの車にしか感じられない空気があります。●この車に乗り始めてから、趣味の音楽やファッションなどの幅も広がりました。パオはそんな風に、毎日のライフスタイルに良く効くスパイスなのです。
- 満足している点
- ○可愛いくて味のあるエクステリアデザイン:バブル期の車なので、基本メカニズムは当時のマーチ流用ですが、外装のほとんどが専用設計、現在の標準車をレトロ風にイジクリ倒した車とは違い、統一感があって飽きません。特にこだわりを感じるのは、三角窓(一回使うと便利!現代の車では味わえません)そして、後方開きのボンネット(この開き方見て、この車には利便性を求めてはいけないと感じました)○外装と調和したインテリアデザイン:内装もいい感じです。ボディー同色のパネル。スピードメーターは大きて字体にも凝っています。メーターの照明は暗いですが、この車は間接的な照明が適していると思います。また、スイッチ類も跳ね上げ式で『パチッ』っと、ウィンカーの音もあえて大きく『カチッカチッ』っと、見た目だけではなく、耳から得る感じにまでこだわりを感じます。
今のスズ●のラパ●はパオのデザインコンセプトをそのまま頂いちゃっているほど、すばらしいパッケージです。特に内装なんて・・・って感じるのは私だけでしょうか?
○あえてOHCのキャブエンジン!:悪く言えば古いエンジンですが、この車にはこの音の大きいエンジンがピッタリです。力が無くたってマッタリ走れればいいのです。しっかりメンテナンスさえしていれば信頼性のあるエンジンですからノントラブルです。○キャンバストップ:開けて走っても良し!青空をみながら昼寝や夜の星空を見たり!この車は絶対にキャンバストップがお勧めです。雨の日は傘を差した様に雨音がしますが、雨の日バス停でバスを待っているトトロでいいのです。雨音まで楽しんじゃってください。ただし、購入前の方は、キャンバストップの開閉状態を確認してください。ワイヤーが伸びている物は、左右若干ズレながら開閉したり、ゆっくりだったり。幌が劣化している物は締めても、外から見たらボディーと隙間があちこちあったり・・・そんな場合は新品と交換してください。
- 不満な点
- 良い車ですが、かわいい!!だけでは買わないで下さい。もう20年以上経っているのですから、普通の中古屋さんに置いてある10万円~30万円の車両など、安いからなんて安易に買ってはいけません。買った人は、この車の本来の良さを感じないで、壊れる・遅い・音が大きい・乗り心地が悪いなど感じてパオを嫌になってしまいます。この車は既にネオクラシックカーの域に達しているのです。多少値段が高くてもきっちり整備されていて、この車に対して知識・理解力の有るお店で買うべきです。■ヘタリ安い足回り:この車は足回りがへたると悪い所がすぐに出ます。(走っていてコツコツッって音がしたり、後ろから見たらなんとなく斜めだったり)購入する際は、古い足回りのままの車両だったら、思い切ってショック・スプリングを社外、ブシュ交換とアライメント調整をお勧めします!■さすがにブレーキは・・・:いくら癒し系でも、しっかり止まってくれないといけません!現在の車と比べるとABSも搭載していない時代ですから、初期制動力にかなり劣るブレーキです。また、下り坂を攻めるとフェードしやすいです。フロントのブレーキパッドだけでも社外品の初期制動・対フェード性に優れている物に交換をお勧めします。■ついでに一言!:タイヤは現代の立派なタイヤにしてください。中古で買う場合など、古くてひび割れしてたり、安いだけのタイヤはお勧めできません。いくら最新のスーパーカーでもタイヤがダメだったら曲がらないし、止まらないのです。基本性能がハッキリ劣るパオの場合、少しでも良い物を・・・と気を使ってあげてください。
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