日産 NISSAN GT-R 「現代の「戦闘機」」のユーザーレビュー

現代の「戦闘機」

2017.6.12

総評

正直「快適」な車ではありません。
キャビンはメカニカル音で賑やか、乗り心地も相当の覚悟が必要、ブレーキダストもとんでもなく出ます。
しかしそれらを鑑みても乗りたくなる魔力を「GT-R」という車は持っています。
逆に「快適」で「速い」車が欲しいという方には絶対お勧めしません。
言い換えれば、それらが許容できる方で「速い」車が欲しい方には絶対乗って頂きたい車です。
また年配の方に「GT-R乗ってます」というと羨望の眼差しで見られるのも思わぬ良さです（笑）

満足している点

エンジン、足回り、剛性、圧倒的なスペック、何を取っても満足しかありません。
VR38エンジンは今でこそNSXやLEXUSのFシリーズ等、超高出力エンジンが出揃ってきましたが、今でもアクセルを踏み込むと暴力的加速とともに異次元の世界へと誘います（笑）
また、そのエンジンに見合ったブレンボの６ポッドブレーキに高剛性のボディ、ビルシュタインのダンプマチック等、まさに陸上の「戦闘機」だと言えます。
「GT-R」は若い頃の第二世代から「いつかは欲しい車」でしたが、本当に購入してよかったと思っています。

不満な点

車への不満は全くありません。
キャビンが様々な音で賑やかな事や乗り心地が厳しいのも「超高性能」であることの裏返しだと思っています。
強いて言うなら・・・
維持コストが高い事（純正パーツや油脂類）、社外パーツが魅力的な品が多く悪魔の囁きが聞こえることくらいでしょうか（笑）
しかし、これはGT-Rに乗る前から分かっていたことなので不満とは思っていません。

デザイン

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走行性能

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文句なし。
走る・曲がる・止まる、全てが高次元で融合した車。
VR３８エンジンはムチを入れると盛大なメカニカルノイズとともにとんでもない加速をしますし、ワインディングで飛ばしても破綻することもありません（私の腕で破綻させることは恐らく不可能でしょう）
AWDシステム制御も秀逸で雨の日の高速道等も全く不安なく走ることが出来ます。
（但し積雪路は走ったことがありません。冬季はディーラー保管してもらっています）
兎にも角にも唯一無二の存在・性能であると思います。

乗り心地

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はっきり言って厳しいです。
足は相当締め上げられています。
特に街乗りでは同乗者から厳しい意見が（笑）
一応、ダンプマチックサスの減衰を変化させるシステムがあり「COMFORT」モードもあるのですが、逆に変にブヨンブヨンした感じになってしまい私は使っていません。
「R」モードは一度、高速で試してみましたが殆ど違いが分かりませんでした。
（サーキット等で使えば違うのでしょうね）
乗り心地に関して言うなら「それ相応の覚悟」は必要ですが、スポーツ車等の一昔前の車高調に乗っていた方ならば全然許容範囲であると思います。

積載性

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クーペの宿命ですが積載性は当然悪いです。
トランクルームもボディの割には狭い部類だと思います。
ただ、何分、最近のクーペモデルを知らないので・・・
申し訳ありません。

燃費

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こちらも当然、良くはありません（笑）
街乗り６キロ＝７キロ、高速はクルコン95キロ設定で8.8～9.5位です。
あまり燃費の事は気にしては行けない車ですね。

価格

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故障経験

今のところ何もありません。
ただ、ブレーキの時は盛大なブレーキノイズがしますし、GR6ミッションも冷間時はギクシャクすることがあるので人によっては「故障」と思うこともあるかもしれません。
始動→発進の際はメーター内のチェック項目が全て「OK」になってから発進すべき車です。