日産 NISSAN GT-R 「スーパーカー日本代表」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

スーパーカー日本代表

2021.3.17

年式

2007年12月〜モデル

総評

インテリアに華がないというのは、スーパーカーとしては大きな欠点ですが、それでも「日本を代表し、世界の競合としのぎを削るスーパーマシン」としてのGT-Rは、存在自体に華があります。欲しい人は、買えるうちに手に入れるべきでしょう。

満足している点

異様なまでの速さを、ある意味異様なまでのスムーズさと快適さのなかで実現させる様は、世界広しといえども最新世代の日産 GT-Rでしか味わえないものです。

不満な点

人によっては「異様なまでにスムーズで快適」という点を、スーパーカーとしてはマイナスに感じるかも。また内装デザインは、スーパーカーとして見るなら非常に地味です。

デザイン

4

好き嫌いは分かれそうですが、筋肉質な内面をうまく表現しているデザインだとはいえます。光の入る角度や反射する角度の変化によってブルーの色味が変化する「ワンガンブルー」というボディカラーも素敵です。

走行性能

5

最高出力570psの3.8L V6ツインターボエンジンとGR6型デュアルクラッチトランスミッション、そしてヨーモーメントコントロールの「ATTESA E-TS」等により空恐ろしいほどの速さを発揮します。

乗り心地

4

GT-Rの初期モデルは乗り心地が硬く、市街地での普段づかいには不向きでしたが、2020年モデルは、ゆっくりめに走る分には「普通の乗用車とあまり変わらない」といっても過言ではないほど良好な乗り心地を味わうことができます。

積載性

4

荷室は奥行こそあまりありませんが、それでも315Lの容量は確保されており、ゴルフバッグ2セットを収容可能です。

燃費

2

日産 GT-RのWLTCモード燃費は7.8km/L。超ハイパフォーマンスカーですので、まぁこんなもんでしょう。

価格

4

「GT-R NISMO」はさすがに2420万円ですが、一般的なグレードであれば1082万8400〜1232万9900円。同等の性能を持つ海外製スーパーカーと比べるなら「激安」といえます。