日産 ムラーノ 「L/A発次期ムラーノ・・・夜目遠目には紛...」のユーザーレビュー

L/A発次期ムラーノ・・・夜目遠目には紛...

2007.11.29

総評

L/A発次期ムラーノ・・・夜目遠目には紛うことなきムラーノだが、ディティールは似て非なる印象。
＜現モデルを10点満点とすれば・・・＞
大胆な面構成で独特の存在感を放った「ベネチアグラス」テイストが影を潜め、カジュアルな「N/Yポップアート」タッチで無難にまとまめられたエクステリアは－１点。今どきの上級セダンデザインをそのまま踏襲した退屈なインテリアには－２点。走行性能や質感、装備類は（当然のことながら）着実に進化している（に違いない）ことで＋２点。反面、過剰装備・過剰品質とそれに伴う価格上昇予感もアップで－１点。トータルでは現モデル比－２点の８点を付与したい。買い替え時には、次期RX350やRDXとの詳細な比較検討が避けえないところでしょう。
優等生的ソツのなさが好感され、日本での販売台数は３割アップ（反面、熱狂的なムラーノフリークは激減？）と予想するも、欧州では横ばい、本命米国ではやや苦戦か？

　ともあれ、（現）ムラーノという斬新な個性を世に送り出した日産の意欲にはあらためて敬意を表します。

満足している点

●コストパフォーマンスの高さ
過剰品質を排し「道具としての車、機械としての車」のコンセプトで割り切った、実利的でラフなアメリカ合理主義的造り。結果として、コストパフォーマンスの高い車となっている。
<例・・・>
１.低中速トルク重視のエンジンチューニング
２.必要にして（ほぼ）十分な装備群
・パワーシートが運転席のみ、という合理的設定。
・（時代遅れながらも）最低限の仕事はこなしてくれるローコストＤＶＤナビ。　
・デザイン性能でコストダウンをカバーした内装。（一体成型ドア内張りやシンプルなインパネ周り等）　
・庶民には不満のないレベルのレザーシート＆BOSEサウンドシステム。etc.
●セクシーにして精悍、シュールにしてレトロなエクステリア。
モダンにしてノスタルジック、シンプルにしてファンなインテリア。
●車が機械であること、車のエンジンは内燃機関であることを忘れさせないリニアな走行フィール。
●クルーザーのように悠々として開放的なコクピット。

不満な点

●行き過ぎたコスト削減、時代遅れの企業風土
例えば、手抜きの安全装備。米国モデルとはまったく別物のお粗末なカーテンシールドサイドエアバッグシステムに見られるように、T社、H社ではすでに過去のものとなった国内ユーザー軽視姿勢が未だにはびこっている！　現在も続く日産の苦境の証なのだろうか・・・

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験