日産 フェアレディZ 「誰も書かないフェアレディＺの真実を、この...」のユーザーレビュー

誰も書かないフェアレディＺの真実を、この...

2005.6.5

総評

誰も書かないフェアレディＺの真実を、この車との３年弱の付き合いとＢＭＷ５２５等欧州車の所有経験からレポートしてみました。
よく雑誌に「ＺはＧＴカーだから・・」などと書かれていますが完全に誤りで、レスポンスに優れるⅤ６エンジンを回転フィールよりパワー特性重視で搭載し、ギャップ乗り越えなどの安定性よりコーナの回頭性を優先した結果、良路は普通でも悪路の乗り心地は最悪です。
結果としてＭＴでＺらしく走らせるためには常にアクセルオンかオフの状態・・つまりレースカーに近い運転を要求されることになり、速さにおいてＢＭＷ３３０あたりには完勝ですが、同時に疲れます。
この車の問題点は、速いがドライバビリティは低いところでしょう、２００ｋｍ以上の距離のドライブの楽しさでは４００万前後の欧州車に及ばないのが残念です。

満足している点

［エクステリア］既に周知のとおりデザインが優れています、フロントを除きリアからサイドのスタイルと造形は２年たった後でも新鮮です。
［低速トルク＆レスポンス］排気量があるので低速からトルクがあり、クラッチミートにほとんど気を使いません。また、Ⅴ６ならではのレスポンスにすぐれるので街乗りではスポーティーに走れます。

不満な点

［エクステリア］フロントのライト周りがボディーラインの流れに対し、直線的すぎ美しさをスポイルしています。
［エンジン］パワーがあり6000まで回りますが、5000回転ぐらいで頭打ちし4000回転を超えるとその兆候が現れます、結果として走って速いが高回転に限りエンジンの気持ちよさは感じません（試乗では回さない回転域なのでご注意が必要）また、Ⅴ６ゆえのトルク変動あり低いギアで走行するとアクセルの動きにシビア
［シャーシ］１２０ｋｍ/hぐらいまでのワインディングでは素晴しい回頭性ながらその分直進時のギャップ安定性・乗り心地が犠牲に・・ボディ・サス剛性も低く２００ｋｍ/h付近では飛び跳ねるような動きが現れます。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験