初代S30の・Z432を回想させるZ33
先般、友人のZ33バージョンT(02デビューモデル)5AT:をチョット借りて乗る機会が
ありました。余談なが
2008.1.25
- 総評
- 初代S30の・Z432を回想させるZ33
先般、友人のZ33バージョンT(02デビューモデル)5AT:をチョット借りて乗る機会が
ありました。余談ながら、この方、このZ33とアリストVを持っている理想的な環境の方です。
実質運転時間は一時間足らずのものでしたが、この時の感動が蘇り、先般ニッサンに
現行07モデルの、初代より一回り大きくなった、ハードカバーの付いたカタログを貰って
きた次第です。
もし買い替えなら、お気に入りのBNR32GT-Rを結局手放すことになるでしょうが、それでも
イイかも・・と思わせられた感動の一台。
今年から、スーパーGTのGT500は、このZ33から、R35GT-Rに変わりますが、ライバルのレクサス
SC430とは違い、Z33はナンバー付きの市販車でもスーパーGT車輌の雰囲気を持っています。
このZ33の魅力は理由は以下のとおりです。
- 満足している点
- ドライブしたグレードは、エンジンも280ps(206kw)/6200rpm・トルク37.0kg・m
(363N・m)/4800rpmのVQ35DEを積む、初代型しかもATでしたが、低速トルクのしっかりした
乗り易いエンジン特性。
MC後の新型エンジン、VQ35HRは排気量は同じながら、313ps(230kw)/6800rpm・但しトルク
36.5kg・m(358N・m)/4800rpmと旧型より高回転タイプのものになっています。
初代でも充分ですがきっと更なるスポーツフィールを味わえることと期待します。
やはり、エクステリアとインテリアのトータルデザインの凄さは特筆モノでした。
往年の名車、昭和40年代のS30Z・Z432<ハコスカGT-Rと同じS20型エンジンを積み
当時はA級ライセンス保持者にしか新車販売しなかった、幻のZ>の生まれかわり?と
思える、フロントビュー、ラジエター開口部からBODYサイドにかけてのデザイン。
しかも、ドアノブのデザインや角度、サイドエンブレムの立体造形まで考えています。
特に、BODYサイドからのデザインは、低く、2by2を排除したデザインこそ成せた、
Cピラー付近の低いルーフラインは芸術的。斜め後ろからのデザインは、初代Zよりは
ポルシェケイマンなどに近いものです。
内装もセンターコンソールの3連計、盛り上がったメーターベゼル、そしてZロゴの
ステアリングもやはり、どこかS30Z・Z432とシンクロするのです。円形のドアノブ
もどこかポルシェ的で、内装もスポーツ感満点でした。
5ATも、不満ないポテンシャルでしたが、個人的には6MTのミッションで、このたび
マイチェンでホリが深くなった、立体造形の新型ホイールの隙間に金色が映えるブレンボ
キャリパーが付くバージョンSが、なんとなくS30リバイバル風で、かなりお気に入りです。
Z33は、ベースグレードでも大抵の装備が標準ながら、337.1万円と超バーゲン・プライス。
予算が許せば、最上級のバージョンNISMOまで含め総て買い得。チョイスに悩む車です。
リセールが不利になっても、Z432のような特別塗装色のプレミアムパッショネイトオレンジ
3コートP色や、GT500のようなバーニングレッド等が、とっても気になります。
- 不満な点
- 上述どおり、S30+ポルシェケイマンのようなパッケージングながら、実際運転して気に
なったのは、サイドミラーやルームミラーの視認性がまことに見難いこと。
ミラーデザインと、インテリア、エクステリアのデザイン重視の為かなり死角が多く、
うかつにカッ飛ンでいると、面パトや、白バイが余裕で、ミラー死角に入ってきそうです。
シートもどことなく、レガシィーと似た感じでありながら、座り心地と、ホールド感
は?と感じること、一時間の間にしばしばでした。サンプルは、バージョンTの革シート
だったので、クロス生地はまた、感じは違うかもしれませんが・・。
気になったのはこの程度。でも、価格からの買い得感考えれば短所でさえないレベルです。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験