日産 フェアレディZ 「この車が峠を攻めるには、向いていないとい...」のユーザーレビュー

この車が峠を攻めるには、向いていないとい...

2003.6.5

総評

この車が峠を攻めるには、向いていないという意見が多いのですが、本当にそうなのでしょうか。それは、車から体に受ける感覚的な感想なのでしょうか。私の意見は違います。この車はエンジンの回転数に対するトルク曲線の変化が余りないために、マイルドな感じで、大きな加速感を感じることはありません。しかし、感覚と実際の性能（数値）とは、大きく異なる物だと思います。Zは低回転数からのトルクが大きいために、知らないうちに、確実に加速しているのです。特に、峠の坂道においては、他のスポーツカーようなトルクが小さい高回転型のエンジンよりも、Zのような高トルクのエンジンの方が有利だと思います。つまり、他車のような高回転型のスポーツエンジンですと、トルクの小さいために、坂道では回転数がすぐに上がらないために、規格の最大馬力に達するまでに時間がかかってしまい、結果的に良いタイムが出せないというのが私の意見です。事実、峠に限って言えばRX-7よりも高トルクのZの方が、良いタイムが出ていると言っている人がいます。また、ある雑誌では＝現在＝販売されているFR車（つまりRX-7、GT-Rなどを除く）の中では、Zが0から100km/hに達する時間が一番短いとも報告していました。しかし、Zのエンジンは高回転型ではないため、峠以外のサーキットなどのシーンでは、以前販売されていたようなターボ車のような良いタイムは期待できないのではないかと、個人的には感じているところです。
　RX-8と比較すれば、アンダー、オーバーステアの制御はしにくいという評価を専門誌で見ます。専門家がそう感じれば、そうなのかもしれません。しかし私の経験では、アクセルを多めに踏んだ時に、リアタイヤが滑り出したことがありましたが、カウンター（逆ハンドル）を切れば普通のドリフトのような態勢となり、制御不可能という事態になることはありませんでした。また、エンジンを蒸かした後、アクセルを戻したときの回転数の落方ですが、これは遅いという感覚を受けました。これは欠点でありますが、しかし長所でもあります。上記のようなドリフト状態に陥った時、急激にアクセルを戻したとしても、おつりを貰わないですむという長所にもなっているからです。
　以上、私の正直な感想を書きましたが、これとは違うと思う方は、このページに感想を聞かせて頂けると、うれしく思います。

満足している点

価格、スタイル、知名度

不満な点

サイドブレーキの効きが悪い。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験