75%減税対応の新開発システムは×
妻の車ですが、先月の納車から1ヶ月半経ちました。現行マーチからの乗り換えです。マーチの前が三菱トッポでしたので、妻
2009.7.19
- 総評
- 75%減税対応の新開発システムは×
妻の車ですが、先月の納車から1ヶ月半経ちました。現行マーチからの乗り換えです。マーチの前が三菱トッポでしたので、妻はどちらかというと使い勝手のいい車、道具性のある車が好きだったのですが、車検間近で慌てていましたので、形がいいということで出たばかりのマーチを決めてしまいました。
ところが、マーチの納車の直後にキューブが発表されてその道具性に妻は魅かれて、もうちょっと早く出ていればと残念がっていました。
マーチは7年3万km乗ったのですが、形や色(オリーブ)が気に入っていて、手放すときはちょっと名残惜しかったようです。
今度のキューブは、最初出たときはブルドッグがサングラスのデザインで「やってしまった!」と思ったのですが、だんだん見慣れてくるもので、まあこういうのもありかと思えるようになりました。納車後はデザインがいいと思っていた先代キューブが古臭く感じるくらいになりましたね。
色は茶色にしましたが、一番この車に似合っているのではないでしょうか?ダンボールやグリーンはメタリック感がなく、絵の具を塗りたくったようなどぶ色と妻は言っています。個人的には、エンジやブラックがいいと思いましたが。
試乗は75%減税対策前に妻だけしましたが、悪くないと言っていました。しかし、75%減税後に試乗しなかったのは失敗だったようです。
というのも、納車後私も運転しましたが、特に発進時に「あれ?」と思うくらいに出ない。妻の機嫌を損ねると悪いので、そのまま運転を続けましたが、ものすごいかったるいという印象を持ちました。私がスポーツ走行車が好きとかいう以前の問題で、マーチの1200ccから1500ccになって、しかもロスの少ないCVTなので期待していたのですが、アクセルに遊びがあり過ぎる、低速トルクがない、CVTの滑らかさや直結間がない、など「これはどうしたことだ」と感じるくらい酷かったです。帰宅後、妻にそれとなく話したところ、走りやエンジンのことなど全く無頓着な妻から「そうなのよ、マーチのときは思い通りに出たのに、出ないのよ。」と思いがけない言葉が。「踏んでも出ない」確かに。試乗した時と違うとのこと。その後、妻ががっかりしているのでもう一度燃費を気にせず(カーナビに注意される)、一人で走ってみたがまあまあ普通に走れた。
- 満足している点
- 妻に報告したところ、「まあ踏み込めばそれなりに走るんだけど」とのこと。その場は、燃費を気にしなければいいんじゃないとのことで落ち着いたが、代車が走りのいい試乗車のデュアリスだったことも非常に大きい。
結局真相は、その数日後たまたま古い新聞記事を読んでいて、日産が75%減税にするために、エンジン開発をしたのではなく、一番燃費のいい運転をするテストドライバーのアクセルワークをコンピューターでシステム化し、アクセルを思い切り吹かした時でも出ないようにアクセル制御するシステムを開発し搭載したためと分かりました。
1ヶ月点検の時にそのことを営業に話したら、「確かにそのとおりです。私もエンジンを改良したのかと思っていたのですが。これは解除出来ますが弄れないんです。」とのこと。燃費がいいのなら仕方ないですね、で話は終わったのですが、私だったら他人のアクセルワークで走るなんてとても許せません。自分の思い通りに走りたいですから。燃費走行しようと思えば自分で出来ますし、私だったらふざけるなと言うでしょう。妻は普通に走ろうと思えば走れるからと言っていましたが。
話は変わりますが、新型キューブが出た後ずっと15XのVセレクションで検討していましたが、20万円も高く、予算的にオーバーでしたので、マーチを車検を通す予定でした。ところが、15Xに標準ではなかったインテリジェントキーが標準になったMセレクションが出て、一気に買う方向に傾きました。しかし、失敗したのはMセレクションもオートエアコンだと勘違いしてしまったことです。私の車を買うわけではなかったので、あまり詳しく見ていなかったのが失敗でした。
妻は次の車はオートエアコンと思っていたようで、私もMセレクションがオートだとばかり思っていました。値段が20万安かったことを思えばいいんじゃないのと妻に言ったのですが、妻はあまり納得していない様子。それも代車のデュアリスがデュアルオートエアコンで快適だったので余計です。最近の日産の戦略として代車にボロボロの下取車を使わずに、いい車を出して買わせようとする心理作戦があるようです。デュアリスは後席までのサンルーフが付いていて子供もすっかり気に入っていて、キューブが来たときにあの車じゃなかったのとがっかりされてしまいました。日産の戦略も良し悪しです。
- 不満な点
- 1ヶ月点検の時に妻が運転席のシートが寄れるというので、何のこと?と思ったのですが、確かにしわになってしまっていて、えっ!と思いました。販売店に言ってもこれはシートごと交換で無理だろうと思ったのですが、言ってみるもので一体だと思っていたのはカバーでした。結局これほど皺になるのはおかしいとのことで交換してもらえることになりました。気になる燃費ですが、カタログ20㎞/Lですが、私はこのボックス型でこの燃費はとても出せないだろうと初めから踏んでいました。案の定、妻はかなり燃費に気をつけて運転していますが、郊外で13~14kmと言っていました。まあ、この形状にしてはいい方か思いましたが、街乗りならせいぜい10km程度でしょう。
この車のいい点は、座り心地はもちろんですが、他社で同じような車を探したときに、同じようなコンセプトの車がないことです。ゆるキャラと言われるデザインやソファーシートの発想、左右非対称のエクステリアなど他にはなく、運転席に座ると癒されます。面白い発想だと思います。
(長所)
・全席ともシートの座り心地は快適で、足回りがしっかりしている。癒される。同乗している分には不満はない。
・エンジンのスタートボタンは意外と便利。私はキーを回す方がいかにもこれから運転をするという感じが好きだったが、こういうのもいいかもしれないと思わせます。
・ディーラーの5イヤーズコート(ガラスボディコート)は、洗車は楽だし、汚れも付きにくいのでとてもいいと思う。私の車はCPCだが、CPCより断然いい。
・後方視界が悪いので、カーナビのバックモニターは便利。
・エンジンは静かだが、エンジンマウントのお陰であり、特に朝の発進時スタートボタンでエンジンをかけるとすごい大きな音がする。車に乗っている人には分からないのかな。その点ホンダ車のエンジンは掛けた時もいい音だし、走り出しても静か(新型ストリーム)。
(短所)
・75%減税対応の新システムは他人の運転を押し付けられたようで面白くない。日産の営業はもうエンジンの改良では燃費を改善する方法はないと言っていました。
・燃費云々言うならアイドリングストップ機構が欲しかった。
・天井の波紋デザインはいいような感じはするが、夜のライトの元ではちょっと奇妙な影が出来る。
・最近の低価格志向を考えると、価格設定が高い。私だったらプリウスを買う。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験