実車は思っていた以上に凝った車だった
本日、先月末購入した旧型最終のcubeの1ヶ月点検に行きました。今日にしたのは新型cube実車確認の為です。
2008.11.29
- 総評
- 実車は思っていた以上に凝った車だった
本日、先月末購入した旧型最終のcubeの1ヶ月点検に行きました。今日にしたのは新型cube実車確認の為です。
雑誌やwebでみた新型の第一印象は、妙に丸っこくクセの強いリアデザインと感じて正直、否定的な先入観をもって実車をみたのですが、意外にも新型の細部にまで拘ったデザインセンス、及びコンセプトには、驚きました。ニッサンは、発表当時から盛んに『キープコンセプト』を謳い続けてきたので、? と思いましたが、実車に乗ってみて、初めて納得出来ました。
主観的な、意見かもしませんが、cube3に五年乗り、先代が気に入って買い換えたのもあえてモデチェン直前のcubeの、当方が感じた新型のイメージは、『旧cubeのワイドver』って形容がよろしいかと思います。
他社製ですが、『ワゴンR』と『ワゴンRワイド』みたいな、というのが率直な意見です。
今回の新型は、従来の日本専売から、輸出もする車に変った事にあたり、特にシート質感、シートの大きさ、室内の居住性、フロントシートのスライド範囲の許容が、従来型よりも圧倒的に改善された事は、特に旧型ユーザーであれば、運転席に入った瞬間に誰もが感じた筈です。
で、更なる、ディテールについて、以下で触れてみます。
- 満足している点
- ①例えば、Fドアの湾曲したR付のカットデザイン、内装屋根部の水の波紋のようなデザインなど、従来cubeが持っていた、他車には無い圧倒的な遊びデザインの細かなギミックが増えた事。
②前後のフェンダーは、従来型にもまして、物凄いボリューム感にみち溢れていること。
③BODYの拡大によって衝突安全基準の向上、室内空間の広さ向上、それによるシートのボリューム感の
up、ドライビングポジションの調整幅の増加、ホイルベース延長による直進性の向上。
④なーんか、大きくなったケド、誰が見ても cube って判るエクステリアの特徴あるシルエット。
⑤旧型の直線基調+□の、コンビネーションだったデザインとは、対象的なラウンドフォルムで
ルーミーな室内デザイン。
先代をちょっとヤンチャな小僧系内装と例えたら、今度のはシックなお嬢様系の内装。
一回り大きくなった空間なので、○基調でも狭く感じない事。
また、凝ったメッキドアノブやウッドの助手席側のミニテーブルも粋なデザイン。
一寸、男っぽさが匂った旧型とは対照的に、曲線的で女性的な内外装は、従来以上に女性ユーザーの
支持も確実に得ることでしょう。
ファミリーユーズでの、5人乗りコンパクトで考えれば、小回り抜群の旧型の室内でもう少し
欲しかったゆとりを感じ、実際に大人5人も旧型よりも余裕をもって乗れそうな感じです。
- 不満な点
- ①長所の裏返し、従来cubeに『イケテルハコ!』の魅力を感じて乗っていた客層には受けないだろう。
riderも含めて、少なくとも格好イイ系のデザインではなくなった。
②大きくなった影響は、同じ旧型流用のエンジンで+80kgの車重になる。パワーウエイトレシオ
は当然下がるので、燃費、加速性能に影響する。
また従来cubeのメリットだった、キビキビ感はぐっと薄れた。
③ホイルベースの延長で、最小回転半径は20cm大回りになり、終始ダルなハンドリング感が否めない。
④良くも悪くも、個性の強すぎる、フロントマスクとテールデザインの好みは従来型以上に分かれる事だろう。
⑤大きくなったとはいえ、価格の設定が上がっている事。
従来のHDDナビや、キセノンライト仕様などは、廉価グレードでは設定すらなく、このグレード以上
にしかない。
実質、同一装備で30万円以上程は値上げされた感じを受けてしまう。
当方は、冒頭のとおり旧型最終をあえて購入しましたが、本日新型と比較しても決して後悔はして
いません。
コストパフォーマンスでは、こうしてみても旧型に圧倒的に軍配があるでしょう。
しかし、新型は巷で囁かれるほど新型は悪いものではなく、旧型の一部の客層は確実に離れる
でしょうが、この新型も大いに人気車になる可能性は高いと、感じました。
今後の、HDDやキセノン付などの特別仕様車の登場や、新型の販売動向は大いに気になります。
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