三菱 RVR 「今もって唯一無二かも。」のユーザーレビュー

今もって唯一無二かも。

2020.6.11

総評

5人乗車or3列シート、機械式駐車場・タワーパーキングへの駐車にこだわらなければ、後席乗車も足元広々で快適なSUVは今なおN系のRVRくらい？
荷物を積んで3～4人で移動する、みたいな使い方をする頻度が高いなら最近のコンパクトSUVよりよほど運転しやすくて車内も広いから、古かろうがこの車の方が魅力的に感じる。
ただ、シート位置が高めで、ステップもないので身長が低かったり、足腰が弱かったり、子供の乗降は少しつらいかも。
ジャッキアップしなくてもオイル交換ができるのは個人的にすごく楽。

20年以上前の車ゆえに修理の際に部品がないこともあり得るので、その時の対処法を知ってる人やお店が近くにないと大変かも。

満足している点

・内装の劣化度合
初代RVRは内装樹脂部品が紫外線に弱くて、よく割れたり表面が粉っぽくなるけど、2代目RVRはサイドブレーキにこの症状が顕著なだけで、かなりマシになった。


・積載性
スライドドア、フラットフロア、ロングスライドシートの組み合わせで2名乗車時の後部座席足元への積み下ろしが楽で、積載容量も大きいこと。
・ドア内蔵スライドドアレール
車外にスライドドアレールがなくて見た目がすっきりしてる。

不満な点

・2000rpm以下では使えないMT仕様の4G63T。30km/hでも5速で走れるMX-6（2.5L）は別格だけど、ランエボもこんなもんなの？と思ってしまう。AT仕様は分からないけど。
・スペアタイヤキャリアを開けてからでないと開けられないリアゲート
構造上仕方ないけど、リアゲートを開けるのにひと手間かかる。慣れだな、慣れ。初代は支点が左だったけど、2代目は支点が右になったから歩道側からの積み降ろしは楽になってるはず。
・片側スライドドア
平成10年（1998年）当時はRVの片側スライドドアは当たり前。けど、両側スライドドアの方が使いやすいのも当たり前。
・小回りが利かない
ベースが同じでホイールベースが20cm以上長いシャリオグランディスより小回りが利かないのは納得がいかない…。

デザイン

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走行性能

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ダンパー無交換で12万km以上走ってるけど抜けきってるわけじゃない、という前提。それでも足は粘ってくれるし、アンダーやオーバーも出ないのは意外。（滑るより先にコケるはず）
ハイグリップタイヤを履いてはいけない気がする。
エボのイメージで乗ると鈍足だと感じるけど、必要十分かな？。ただし、2000rpm以上が実用回転域。このあたりNAとは違うな～、と。
発進時は1500rpm以下だとキツい(-_-;

乗り心地

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ホイールをインチアップすると明らかに足の動きが悪くなる。純正サイズのタイヤとホイールの方が乗り心地は良いし、ハンドリングも自然。
想像以上にロードノイズは入ってこないけど、ドアとボディの隙間が大きいから、いろんなところから風切り音が入ってくる。

積載性

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2名乗車なら、リアのシートの足元に荷物が置けるので買い物の時は楽。リアラゲッジと違って段差がないので、積み降ろしもしやすい。
カタログではセカンドシートをチップアップして最前にスライドさせると最大長1280mmのスペースができるそうなので、小さめの全自動洗濯機くらいなら積めそう。

燃費

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※MMCSの表示例

1700kmほど走っての総合燃費が7km/L（全線高速道路で12km/L、渋滞にもまれての通勤で6km/L台後半と予想）。まぁ、予想に近い燃費でした。
MMCSの平均速度は高速を走らなければ20km/h行かないことがほとんどです。

価格

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故障経験

・助手席ドアロックアクチュエーター不良
まさか買った車が2台連続で集中ドアロックが効かない問題を抱えてるとは…。
中古部品に交換して機能回復。
・変速不能
ミッション側のシフトケーブルブラケットが破損していたのが原因。納車前だったので鉄板で部品を作って、ボルト・ナットで固定して修理してもらいました。（純正品は製廃）
直せる場所でよかった（汗
・スライドドアアウターハンドル（閉側）操作不能
外からは開けられるけど閉められない状態。多分、中身のロッドが外れたか、ハンドル側が折れたか。室内側のドアハンドルでは操作できるから、気が向いたら修理するー。
・ハザードスイッチ脱落
スイッチ本体を留めてる部分（オーディオパネルの裏）が根元から折れて陥没（汗
よく見たら他にもひび割れてるところが多々…。修理するより新品に交換した方が早いかも。