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三菱 パジェロ 「ダカールラリーを制した体育会系オフローダー」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

まるも 亜希子
まるも 亜希子
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
4
走行性能
4
乗り心地
4
積載性
3
燃費
3
価格
2

ダカールラリーを制した体育会系オフローダー

2021.10.29

年式
2006年10月〜モデル
総評
ダカールラリーで何度も総合優勝した本格オフローダーでありながら、ラダーフレームもリジットサスも使わず、モノコックやダブルウィッシュボーンを使うことで乗員の快適性と悪路走破性を両立している希少な存在です。
満足している点
まず運転席からの見切りの良さが素晴らしく、全長4.9m、全幅1.8mオーバーの巨体といえども、市街地はもちろん山坂道でも扱いやすく感じます。ハンドルの正確性もこの手の四駆としては優れています。
不満な点
3列シートの7人乗りですが、3列目シートは床面に収納しやすいよう、板のような背もたれと座面からなる簡易的なシートで、座り心地はちょっとハード。座面も小さめなので、長時間のドライブには向かないと思われます。
デザイン

4

最後まで時代に流されず、「パジェロらしさ=本格クロカン四駆の王道」を貫いたデザイン。メッキのスペアタイヤカバーやアルミプレート付きのマッドフラップなど、よく見ると「オ!」となるアクセサリーもありました。
走行性能

4

基本設計は20年以上変わらないため、ノイズや振動は現代のクルマと比べると大きく感じるものの、3.2L直4ディーゼルターボ+5速ATはじわじわとパワーを発揮する重厚感と柔軟性のある走り。操縦性は安心感があります。
乗り心地

4

ビシッとした剛性感は薄いですが、本格オフローダーにありがちな浮遊感はなく、乗員の快適性を重視。高速道路では体感スピードが高めですが、前後重量バランスがいいおかげか直進安定性もいいと思います。
積載性

3

3列目シートを床下に格納すれば大きな荷物スペースになりますが、操作はかなり重く大変。さらに2列目をタンブル収納すると、フラットで奥行きもたっぷりのスペースに拡大します。横開きバックドアも独特。
燃費

3

ディーゼルなので燃料の価格は低いですが、高速道路を多めに走っても実用燃費で8km/Lいけばいいという印象。副変速機で「4H」などを選択すると、さらに燃費には厳しくなりますが、信頼できる走破性には代えられないところです。
価格

2

ファイナルエディションは車両本体価格で453万円ほどでしたが、中古車市場ではそれより価格アップしていることが多く、希少価値がついているものも。走行距離が多い個体でも400万円前後となっています。
まるも 亜希子
まるも 亜希子
自動車ジャーナリスト
映画声優、自動車雑誌編集者を経て独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」、「おっさん on boad」にも出演中。
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