三菱 アウトランダー 「ミツビシミテカラ乗ってから デリカD:5オーナーです。新型アウトランダーに試乗してきました。 ちなみに今回のレビューを書く際にベンチマークとして念頭に」のユーザーレビュー

ミツビシミテカラ乗ってから デリカD:5オーナーです。新型アウトランダーに試乗してきました。 ちなみに今回のレビューを書く際にベンチマークとして念頭に

2012.11.4

総評

ミツビシミテカラ乗ってから
デリカD:5オーナーです。新型アウトランダーに試乗してきました。
ちなみに今回のレビューを書く際にベンチマークとして念頭に置いたのは、
主にデリカD:5、加えて先代アウトランダー、ギャランフォルティス、RVRなどとなります。
ご了承下さい。
誤解を恐れずに言うと
「三菱だもんな～」
「（旧）アウトランダープラットフォームだもんなぁ～」
という感覚は自分だけじゃなくて割りとあると思います。
特に、今年発売されたマツダCX-5がこのクラスのSUVを過去のモノにしてしまった感があり、
（スペック的な意味です。あのパッケージングとデザインは好きじゃあありません。）
「旧型の改良型では勝負できないのでは？」と勝手に思っていたのですが
タイトルの通り良い意味で裏切られました。
技術的には飛び道具は有りませんが、
ランエボの象徴だったAYC付き4WD、三菱版アイサイト、可変バルブリフト機構を
200万円台のクラスに落としこんで軽量化。その他全般的に質感と機能性を両方向上。
ここ最近の三菱車に無かった力作な感覚がします。
JC08燃費もオールブランニューのマツダCX-5に肉薄してますし
積極的に評価していいんじゃないかなと。

満足している点

□エンジンの静粛性
旧4B12エンジンはトルクフルで実燃費もそこそこ良いのですが
正直、五月蝿いエンジンでした。
一方、新4J12エンジンはヘッド部を改良しただけでエンジンブロックがそのまま。
後はエンジンマウントの数を減らして種類を変えたそうですが、
振動面でもノイズ面でも明らかに静かになってます。
アイドリング時の騒音も殆ど感じられないので
後述のアイドルストップが作動してもメーターを見てないと
止まってることに気づき辛いです。
追い越し加速でアクセルを深く踏みましたが、SOHC化による弊害も感じられません。
□運転フィールと乗り心地の向上
225/55R18のタイヤとホイールをしっかり履きこなしています。
ちゃんと足で不快な突き上げを吸収してます。快適です。
一方でレーンチェンジや旋回のロールも抑えられており、
発進制動時の前後にピッチングも無し。ハンドルのアシストもより自然に。かつ軽く。
でも直進安定性は高く。
とにかく、いい意味でSUVであることと、4WDであることを感じさせない
ストレスフリーな質感と調整に仕上がってます。
（何気にサイドレバーも軽いのも◎）
□内装の質感と機能の向上
センターパネルにピアノフィニッシュを施し、他はソフトパッドを多用。
と、オーソドックスな構成ですが、配置や角度などかなりセンスが良い。
シート背面も若干薄型＆カーブ形状になって二列目のヒザ周りが広くなってます。
□よく止まるアイドリングストップ
エンジン始動直後でエアコンONの渋滞路でもバンバン止まります。
始動する際の振動と間隔は適切にまとまってると思います。
特に苦慮することはありませんでした。
ちなみに燃費は渋滞を含む試乗路の数字です。
伸びしろはCVTと可変バルブタイミング機構は中速で巡航すると抜群に効くので
JCO8モード燃費の0.8～1.1掛けもありうるんじゃないかなと思います。

不満な点

■デジタル式のデュアルエアコン操作パネル
先代やデリカでは送風場所、温度、送風量の3つアナログダイヤル式でした。
が、新型からはプッシュボタン式になっておりごちゃごちゃしています。
運転しながら直感的に操作出来ないのは安全面でもダメでしょう。
（せっかくのe-assistの意義が半減してしまう）
ちなみに4WDモード切替もダイヤルからプッシュボタン式になってます
■デザイン
初めて見た時の印象は特徴ないなぁと思いましたが、
カッパーメタリックを見て以来は割と好きな部類です。
（色によってはラインが分かりづらい。インパクトが薄い。という意味でここに書きました。）
以上です。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験