三菱 アウトランダー 「PHEVの新時代の幕開け」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

まるも 亜希子
まるも 亜希子(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
5
走行性能
5
乗り心地
5
積載性
4
燃費
5
価格
-

PHEVの新時代の幕開け

2021.10.29

年式
2021年12月〜モデル
総評
ボディサイズが以前より大きいという点以外は、何もかも進化して、走りも上質感も装備も素晴らしいと感心した1台。オフロードの走りやアウトドアでの楽しみ方も広がるので、第2のリビングルーム的なSUVだと思います。
満足している点
7つのドライブモード(エコ、ターマック、グラベル、パワー、スノー、マッド)がダイヤル1つで切り替えられるほか、現行モデルの回生の強度調整機能も健在で、より様々なシーンに合った走りが任意に選べるように。
不満な点
ボディサイズが現行よりひと回り拡大し、とくに全幅が1800mmから1860mmとなったことで、市街地での取り回しがやや気になるところです。前方視界は広くて見切りもいいと思いますが、実際はどうなのか要チェック。
デザイン

5

「ボールド・ストライド」がコンセプトで、堂々としていて先進感もあり、三菱らしい個性もあるデザイン。デリカD:5ほど好き嫌いが分かれることもないはずです。ボディカラーにも高級感があると感じました。
走行性能

5

発電効率を改善した2.4Lエンジンと、出力を大幅にアップしたモーター&ジェネレーターのタッグはパワフルにして上質でなめらか。どの速度域からでもダッシュのような加速ができ、クルージングも悠々としています。
乗り心地

5

新世代プラットフォームの高剛性ボディ、ツインモーター4WDの安定感、レスポンスのよさがもたらす極上の乗り心地に感心。静粛性も高く、2t超えの巨体なのにブレーキングも自然で、前のめり感がありません。
積載性

4

3列シートモデルはさすがに7人乗車時だと奥行きが短いですが、2列シートならゴルフバッグ4個積載可能で十分な容量を確保。エレクトリックテールゲートも設定されて、足の動作での開閉ができ便利になっています。
燃費

5

EV走行の頻度が高まり、充電を繰り返せば燃費がグングン上昇。WLTCモードでEV走行が87km、ハイブリッドでの燃費が16.6km/Lとなっており、賢く使うことでかなりランニングコストは抑えられるはずです。
まるも 亜希子
まるも 亜希子
自動車ジャーナリスト
映画声優、自動車雑誌編集者を経て独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員。YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」、「おっさん on boad」にも出演中。
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