三菱 ランサーエボリューション 「４台目のランエボは、その名の通り最後にして究極の進化形エボファイナル」のユーザーレビュー

４台目のランエボは、その名の通り最後にして究極の進化形エボファイナル

2017.3.31

総評

　前車の青エボ１０は、初期型とは言え基本的にはこのエボファイナルと同じモデルなので、正直エボ７から乗り換えた時ほどの感動と衝撃はありませんでした。
　
　しかし、両車をよく見比べてみると、細かい所で材質の変更や形状の見直し等の改善点が見られたり、エンジン出力が３１３ｐｓと初期型から１１％ほどアップしているので、何となくのモリモリ感は感じました。

　内装がオールブラック化されたり、各部の刺繍にレッドステッチがおごられているので、高級感とスポーティさが同時に手に入り、気分まで盛り上げてくれます。

　生産終了してしまったシリーズ最後のランエボという事で、なるべく大事に永く乗りたいと思いますが、それと同時にいつの日かコンセプトや型こそ違うにしろ、不死鳥の如くエボの復活を期待しています。

満足している点

　２０年以上続いて来た、ランエボの歴史もこのエボファイナルをもって、ついに完結。

　自分はエボ４、７、１０と乗り継いできましたが、最後の最後で１０００台限定の記念モデルを手に入れること出来、大変満足しています。

　予約開始直後に光の速さでオーダーしたので、シリアルナンバーが実は一桁！！
　
　初期ロットでは品質に不安もあったのですが、まあ俗にいうラッキーナンバーだったし、外装、内装、エンジン等不具合は見られなかったので一安心。

　出来れば、最後にダンデライオンイエローが復活してくれれば良かったのですが、ファイナル限定色のチタニウムグレーメタリックの２トーン仕様も、はぐれメタル並みのレア感かと思います。

不満な点

　シリーズの最後を飾る歴史的記念モデルなのに、本気度がイマイチなところ。

　確かに、当初の開発陣がいなかったり、開発期間やコストがかけられなかったのは理解できますが、折角ならエボ６ＴＭＥの時のように、専用のエアロで外観を変えてくるとか、ビビッドな専用色を出すとか、もう少し遊び心が欲しかったです。

　２トーンルーフや専用エンブレム、内装の小変更程度ではイマイチ特別感がないのです・・・。

　それと、小物入れが小さすぎて用途が限られているのは相変わらずだし、グロスブラック仕上げのオーナメントパネルやシフト周りも指紋やホコリが目立つし、変に拭きあげると簡単に擦り傷が付いちゃいます・・・ＯＴＬ。

デザイン

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走行性能

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　今までのエボシリーズの究極の最終進化形なので、走行性能も最強だと思っています。

　ただ、スポーツ走行する事もそうそうないから、ほぼ宝の持ち腐れでしょうけどｗ

　あとは、前車のエボ１０のレビューでも書きましたが、高速道路だとやはり５ＭＴじゃ足りず、もう１段欲しい所・・・。

乗り心地

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　初期型に比べると、プレミアムエディションほどではありませんが、レザーシートや遮音材の追加等、幾らか質感がアップしており、乗り心地は相当良いです。

　さらに、シートヒーターも付いてて冬場も快適♪

　また、ハイパフォーマンスパッケージにあった、ビルシュタイン＋アイバッハも純正装着なので、更に満足。

積載性

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　エボ１０からバッテリーがトランク部にあるので、大型セダンの割に積載量が少ないのは仕方ありません。

　前車のエボ１０だったら、リアシートに大物の荷物を積んだりもしていたのですが、如何せんファイナルはレザーシートに変わっているので、鋭利なものを積む時は傷つかないように要注意！！

燃費

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　本来は歴代エボで一番燃費が良いのでしょうけど、何せ一回の走行距離が短いので、現時点ではリッター７．５ｋｍ位です。

価格

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故障経験

　元々、三菱のスポーツ車は頑丈に作られているので、普通に走っていれば故障もそうないと思います。

　ノーマルモデル同様、プラスチッキーなインパネやドア周りからのカタカタ音はありますが、そこら辺は自分で吸音材等入れて対策しています。