三菱 ＧＴＯのエアコンＥＣＵについて､教えてください｡ エンジンＥＣＵとは別に､エアコンを制御するためのＥＣＵが付いていますが､

Question

このＥＣＵはエアコンが作動していない時でも何らかの制御を行うのでしょうか？
またこのＥＣＵが壊れている場合､エアコン作動時だけでなく､エアコン非作動時においてもエンジン制御等に影響はありますか？

Answer 1

エアコンECUはパネルに表示される全ての空調制御なのでOFFならその直前の位置を保持するだけです
壊れている場合エンジンとは別物なのでON,OFFに関係無くエンジンに影響は有りません

Answer 2

●エアコンECUとエンジンECU間の通信内容は？
下記を通信しています。

エアコンECU → エンジンECU
・コンプレッサ クラッチ ON／OFF信号

クルマによっては，下記もエアコンECUから出力しています
・デフロスタモード信号
・ブロワファン段数信号

●エンジンECUでの制御は？
エアコンのコンプレッサのクラッチは，エアコンECUではなく，エンジンECUが最終的な出力をしています。これはエンジンにとってコンプレッサの動力負荷が大きく，燃料噴射量や点火時期調整が必要になるからです。

エアコンECUからコンプレッサONあるいはOFF信号が来ます。OFFの場合は，クラッチをそのままOFFします。問題はONの場合です。この場合，下記の条件の時のみ，実際にクラッチにON信号を出します。

＊エンジンが稼働中
＊エンジンは始動時ではない
＊エンジン負荷が大きい条件ではない
＊エンジン回転数が5500rpm以下（例）
＊エアコンECUから「クラッチON」信号が来ている

●エアコンECUが破損したときは？
エアコンECUが破損し，エアコンECUからエンジンECUに一切，信号が出ない状況であれば，特に問題ありません。問題は，クラッチON信号が出ている場合です。この場合，コンプレッサを稼働してしまうので，無駄に動力が発生することになります。可能性は低いのですが，信頼の置けるディーラにて，このあたりを調べる必要があります。

簡単ですが，ご参考になれば幸いです。