三菱 ギャラン のみんなの質問
知恵袋ユーザーさん
2022.12.24 09:45
mid********さん
2022.12.29 01:55
三菱と言うと「ラリー」が頭に浮かぶようで、三菱ワークスの国際ラリー参戦車に重ねて歴史を語る回答者が多いようですが、それを言うならばギャランVR-4は「どの車の後継車でもない」というべきではないかと思います。
そもそも三菱という会社は「定見がない自動車会社」で、ラリーのベース車両は「そのときにある社内の車の中で、適当なやつを改造して出場」というイメージが強い会社でした。
最初に有名になったのは、「何の変哲もないファミリーカー」を改造して出場したサザンクロス・ラリーで、これに出場を決めたのは「オーストラリアへの輸出を狙って、知名度を上げるため」です。(笑)
たまたま「初出場でクラス優勝」を成し遂げ、知名度は大きく上がりました。
これに味を占めて、コルト1000→1100→1500と次々にベース車両を変えて出場を続けました。
初の総合優勝は72年の「ギャランGS」でしたが、このときの「初代ギャラン」は2代目以降の「ミドルサイズ」ではなく「コンパクトカー」だったのです。
その後ギャランの車格が大きくなった(これが三菱の特徴で、名前を変えずに車格を変えちゃうのです。(笑))ので、三菱はコンパクトカーの穴を埋めるために「ランサー」を発売し、1973年に始まったWRCに出場する車もこれに移行しました。
サザンクロスラリー1位~4位を独占、サファリラリー日本車初優勝を飾って、国内でも一躍有名になったのは、このランサー1600GSRです。
ランサーが「ランサーEX」にモデルチェンジ後は、ターボエンジンを搭載し、何戦か入賞したりもしたのですが、時代は「4駆時代」に突入してしまいました。
このランサーEXと並行して発売されたのがシグマ・ラムダで、車格は「アッパーミドルレンジ」まで拡大し、どちらかと言うと「ハイソ・カー」になってしまいました。このクラスで有名なのはトヨタの「ソアラ」ですね。
シグマは4ドアの「ギャランGS」、ラムダは2ドアの「ギャランGTO」の後継車っぽく見えるようにはしていますが、なにせ車格が違いますから、「中身は全く別物」です。(笑)
シグマは、さらにその次のモデルチェンジでFF化され、車格はさらに上のタクシーとかの車格である「5ナンバー枠いっぱい」になってしまいます。
ラムダという名前はここで廃版になり、2ドアという車体構成は「シグマハードトップ」に受け継がれました。
この当時ラリーに出ていた(開発中に出ないまま終わった?)のは、その後一部で「幻のBカー」と呼ばれた「スタリオンターボ」ですね。
名前はスタリオン、でも顔はコルディアという車のフロントをたぶん流用という、「定見のない三菱」を象徴するような車でしたが、市販ないしも実戦投入もほぼないまま終わりました。
ギャランシグマの生産が終わり、その後に登場したのが「ギャランVR-4」でした。この車は衝撃でした。
ドアの側板の断面がS字型で高剛性、フルタイム4駆、4輪操舵、DOHC4気筒16バルブ+ターボで、残ったのは「ギャラン」という名前だけ、まさに「何でもアリ」という感じでした。(笑)
知人が発売直後に買ったのですが、まあ速いこと速いこと。(笑)
この当時の三菱の4駆システムは重かったようで、その後ミラージュの4駆モデルを試乗したのですが、「重くて前に進まない」感じでした。(笑)
そのミラージュ試乗の半年後に衝撃的なデビューをしたのが「ランサーエボ」ですが、ランサーエボの登場までは、あの車格に4WDターボを詰め込む技術が、まだ三菱にはなかったのでしょう。
いや、トヨタにもなかったくらいですから、仕方ないですよね。
というわけで、ギャランVR-4は、「どの車の後継車でもない、ブランニュー」だと思います。
いろいろな車で培った技術を、「全部入り」で作った新しい車って感じです。
kan1400さん
2022.12.24 10:29
メカ的には別の系統ですよ。
シグマ、ラムダはFR。
ギャランVR4の時代はFFベース。
ぜーんぶギャランだけどね。
ラムダなんかは、米国のブランドでも結構売れたそうな。
コルトではなく、3大メーカーの1つとして。
昔 会計事務所 今 自動車販売さん
2022.12.24 10:20
シグマ、ラムダの車種を廃止して、新たに立ち上げたブランドがギャランになりますので全くの別系統の車種になります。
VR4はWRC参戦の為に設定されたグレードでしたか、大柄のボディなどの理由により、小柄で軽量のランサーでの参戦に切替、ランサーGSR、エボリューションシリーズへシフトしていったため、VR4は2世代で終了してしまいました。
志位八輔さん
2022.12.24 09:58
シグマは3〜5代目ギャランの4ドア系に付いてた車名で、ラムダは同時期の派生モデルの2ドア車の車名です。つまりシグマとラムダはボディ形状毎に付けられた車名です。
6代目からはシグマ、ラムダのサブネームが取れて、車名はギャランだけになりました。で、VR-4は6代目以降のギャランに設定された最高性能仕様のグレード名でした。
それぞれ車名とグレード名で、名前の位置付けが異なるので、どっちの後継車とも言えないでしょう。
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