前作に続いて“あらゆるグレードの国産車”を主体としつつ、軽自動車に加えて 実車が（メーカーの販売戦略の誤算などで）商業的に機能せず、車好きでさえ

Question

名前をも知らない人が多い車が収録されているのが話題となって『グランツー
リスモ』シリーズ希代の傑作とされる『２』（ＧＴ２）の収録車たちを現行の
『７』（ＧＴ７）に全車（あるいは可能な限り）収録すべきだ、という意見が
ＳＮＳなどで数多く散見されるんですが、可能なんでしょうか・・・？

仮に主管の山内さんがそれら声に応えて重い腰を上げたとして、ＧＴ２当時の
収録車の多くは車体データや走行音を拾得可能な現存車元より、メーカーさえ
存在してなかったりしますし、ＥＡギャラン／レグナムシリーズの非ＶＲー４
グレードのＧＤＩエンジンは、最初期にトラブルが続出して、のちのリコール
騒動でも取り上げられるなど悪い意味で広く名前が売れてますから、現存して
いても騒動を知る山内さんが収録を考えるとは思えないもので・・・。
（※ＧＴ３で三菱車のラインナップが絞られた後、ＧＴ４でレグナムＶＲー４
のみがグレードを変えて復活したのも、山内さんがリコール騒動を深く考えて
おられたからじゃないかと思ってます…。）

Answer 1

仮に車両使用許諾・ライセンス使用料一切不要、ポリフォニーデジタルが要求すればあらゆる車両データを自動車メーカー側が全て提供して一切取材をしなくてもデータが手に入る状況だったとしても、今のポリフォニーデジタルの開発人員と車両1台の製作にかかる時間・手間を考えればおそらく無理な話だと思います。
実際にはそれらの制約が存在し、ポリフォは営利事業としてゲームを製作しているわけですからなおのことです。「グランツーリスモの収録車両は山内プロデューサーが趣味で決めて自由に作っている」というような軽い考えで好き勝手に意見を書いているような人もいるんじゃないかと思いますね。
コックピットビューや高繊細な画像にしなければ良いと思う人もいるかもしれませんが、GT7はソニーが店頭に展示するテレビのデモ映像でも使われるような素材でゲーム機本体のグラフィック性能を分かりやすくお客に提示できるツールでもあるので、仮に山内さんが「クオリティーよりもとにかくたくさんの車両があることが大事だ」と考えたとしても親会社のソニーが認めないかもしれません。世の中そんなに簡単ではないと思います。