三菱のジーDIエンジンの特徴は何ですか？ 特に同排気量の他社エンジンと比べても、出力や燃費に極端に優れているとは感じません 二千ccのギャランとマークIIを比較してます

Answer 1

DIは燃焼室に直接燃料を噴射することで、ピストンや燃焼室の温度を下げることが可能となり、理論上は、その分高出力化が可能になるのですが、そのためには燃焼室の形状もそれに見合った形状にする必要があり、それを成功させたエンジンがマツダのスカイアクティブと言っていいかと思います。
三菱は当時そこまでの開発技術が足りなかったというだけで、DIに着眼したことは間違ってないと言えるでしょう。

話は変わりますが、普段動力装置を使ってエンジンの出力も計測しています。
エンジンの出力は貴方が考えているように気圧や外気温度で変化するし、外気温が低いほど空気の密度が高くなり、燃料噴射量もその分増量されて出力も変動するため、計測時は外気温度を空調で一定に保って計測を行います。
つまりインタークーラーで吸気温が下がれば、その分出力アップは可能になりますが、ＮＡの場合、吸気された空気は高温となるタービンを通過しないため、冷却を必要とするほど温度は上がらないので、外気温で冷却するインタークーラーでは、期待するほどの効果は得られませんが、それでも冷媒を使って吸気温を十数度低下できれば、数馬力の出力アップは可能となります。

質問者からのお礼コメント

なるほど

詳しくありがとうございます
冷媒というものを使えば吸気温度が下がるのですね
でも、十数度下げても数馬力とは…