320000kmの衝撃
相方所有のエルグランド(E50)修理のための代車として、一週間ほど乗った感想です。
まず初めに驚いたのが、走行距離がすでに32
2010.7.23
- 総評
- 320000kmの衝撃
相方所有のエルグランド(E50)修理のための代車として、一週間ほど乗った感想です。
まず初めに驚いたのが、走行距離がすでに32万㌔を越えていた事でした(笑
当方が乗っているランクル(1PZ)が21万㌔で、それでも「乗ってるなぁ・・・」と思っていた矢先、更に10万㌔以上先を走っていたという、遥か上の存在に度肝を抜かれてしまいました。
新車に乗っていないので、比較しようがありませんが、エンジン始動も問題なく、スムーズなAT変速で何の苦も無く走ってくれました。ある程度踏み込んでも、黒煙は出ませんでしたね。
「パジェロやデリカは長持ちする」というのは聞いていましたが、元々定評のある三菱のRV車に好感は持っていた当方としては、改めて見直した次第です。
もちろん、長い歴史の中でノートラブルという事ではなかったようで、ドアとエンジン始動のキーが異なっていたり、助手席側の車間ミラーが溶接され直していたりなど、数々の『勲章』が見て取れました。
こう思うのは私だけかもしれませんが、こういう古臭く無骨な車ほど、汚れや傷というものが似合って見えてしまいます。昨今のエルグランドやセルシオなど、常に光沢を保ちたくなるような車では、まず沸き起こらない感情です。
だからこそ、未だこの車があちこちで走り回っている証拠なのでしょう。
一週間の付き合いでしたが、色々と考えさせてくれた車でした。
- 満足している点
- ・限度を知らないエンジン
走行距離32万㌔を越えても、平然と走り続けるその姿は正に圧巻。
ATのショックも少なく、通常走行であれば黒煙はほぼ出ませんでした(ベタ踏みは禁物)。
スターワゴンのよく聞く不満点として「85馬力で非力」という声が聞かれますが、試しに勾配のきつい砂利道など走ってみたものの、良い意味で「それほどでもないな」と感じました。
まぁ、エアコン全開で、峠道を延々と走って初めてキツイと感じるかもしれない程度でしょう。
・広大な室内空間
悪路走破性と室内スペースの広さを両立させたのがデリカですから、パジェロやランクルとは比較にならない広さがあります。
絶対的な広さはエルグランドに分がありますが、正直、あそこまで行くと取り回しが面倒です(笑
そういう意味では、3列が不満なく乗れて、なおかつ取り回しもしやすい程よいサイズではないかと思われます。
どちらかというと、今は少人数で車中泊などをする使い方が多くみられますので、そういう意味では、ベストな車なのかもしれませんね。
・すぐれた悪路走破性
デリカの醍醐味ともいえる、悪路走破性。代車ですので、それほどメチャクチャな道は試しませんでしたが、当方が乗っているランクルと同じくらいの安心感があります。
街中でも、段差などを気にする必要はなく、気軽にアウトドア感覚で使えます。
アイポイントの高さも特筆ものですね。
- 不満な点
- ・3列シートが跳ね上げできない
ほとんど荷物を積む為にエルグラを所有している当方にとって、3列シートの左右跳ね上げができないことは、致命的でした。
これさえ実現できれば、かなり積載能力が増すのですが・・・。
・屋根が若干低い
これはハイルーフのグレードってあるのかな?だとしたら問題ないのですけど。
キャブオーバー車なので、運転位置がかなり高く、圧迫感があります。
後列はもう少し低いので、まだ乗りやすいようですが。
しかし、これは短所だけではなく立体駐車場などに入る場合に、役立つ事もありますね。
あちらを立てればこちらが立たず、といった感じです。
・シートの出来の悪さ
おそらく、長年使っているためヘタっている事もあるのでしょうし、元々がキャブオーバーの宿命でしょうね。長時間運転は疲れそうです。
- デザイン
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- 走行性能
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