2024年3月
■2024年3月
BMWは、プレミアムスモールコンパクトモデル「MINI 3ドア」を10年ぶりにフルモデルチェンジするとともに車名を「MINI クーパー 3ドア」に変更して、2024年3月1日に発売した。
今回のフルモデルチェンジでは、日本におけるMINIの量産モデルとして初となる電気自動車(EV)の「E」と「SE」をラインアップ。ガソリンモデルの「C」と「S」とあわせた4グレード構成となる。ボディサイズはガソリンモデルが全長3875mm×全幅1745mm×全高1455mm、ホイールベース2495mm。電気自動車が全長3860mm×全幅1755mm×全高1460mm、ホイールベース2525mmと、従来モデルとほぼ同等だ。
パワートレーンは、「C」は最高出力115kW(156PS)、最大トルク230Nmの1.5リッター直3ガソリンターボエンジンを搭載。「S」には最高出力150kW(204PS)、最大トルク300Nmを発生する2.0リッター直4ガソリンターボエンジンを備えている。ガソリンモデルにはいずれも7速ダブルクラッチトランスミッションを組み合わせている。EVの「E」は、最高出力135kW(184PS)、最大トルク290Nmの電動モーターをフロントに搭載して前輪を駆動。0-100km/h加速は7.3秒と公表されている。同じくEVの「SE」はフロントに最高出力160kW(218PS)、最大トルク330Nmの電動モーターを搭載。前輪駆動で0-100km/h加速は6.7秒という。リチウムイオン電池のバッテリー容量は「E」が126.0Ah/40.7kWh、「SE」が136.0Ah/54.2kWh。
エクステリアは、MINIのDNAを継承しつつ、まったくの新デザインに刷新。エアロダイナミクスを考慮して、デザイン細部に調整を施している。EVモデルにおいては、重要なもののみを残したクリーンなサーフェスを採用。また、ボンネットスクープやサイドスカットル、ホイールアーチの加飾、ロッドアンテナなどを廃止して、フラッシュドアハンドルやフィンアンテナを装備した。ガソリンモデルはEVとの差別化を図り、伝統のデザインコンセプトを踏襲。ドアハンドルやアンテナの形状、ホイールアーチの加飾など、従来モデルの特徴を継承している。
いずれのモデルも複雑な輪郭を描いた八角形のフロントグリルや新たなヘッドライトデザインなど、MINIの最新モードをまとう。さらに、フロントおよびリアの点灯方法を3つのパターンから選択できるシグネチャーライト、キーを持った状態で車両に近づいたり離れたりすると、フロントおよびリアのライトが点滅する「Welcome/Good-byeライト」を装備した。
インテリアでは、ステアリングホイールの背後のメーターパネルが排除され、すべてのコンテンツはヘッドアップディスプレイおよび円型有機ELセンターディスプレイに映し出される。このセンターディスプレイは直径240mmの高品質ガラスが使用され、最適化された高感度タッチ機能を装備。スマートフォンのような操作が可能で、AR機能付きナビゲーションシステムやメディア、電話、エアコンディショナーなどの各種設定を行うことができる。
また、「MINIエクスペリエンスモード」を全車に標準装備。ダッシュボード上に最大7パターンの光のグラフィックを投影させることで光のパターンとアンビエントイルミネーション、新たに作られたMINIドライビングサウンドにより、インテリアの雰囲気を一変させることができるという。
その他、高性能カメラ&レーダーおよび高性能プロセッサーによる高い解析能力で精度と正確性が向上した最先端の先進安全機能「ドライビングアシストプロフェッショナル」、アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)、レーンチェンジウオーニング(車線変更警告システム)およびレーンディパーチャーウオーニング(車線逸脱警告システム)、衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付き)、クロストラフィックウオーニング、パーキングアシスタントなどを上級グレードの「S」と「SE」に標準装備した、
さらに、AI技術を活用することで音声会話だけで車両の操作や情報へのアクセスが可能となる最新の機能である「インテリジェントパーソナルアシスタント」を搭載。「Hey MINI(ヘイ・ミニ)」と呼びかけるか、ステアリングホイールのトークボタンを押すことで、ナビゲーションや電話、ラジオ、空調管理など主要な機能を操作することが可能となり、音声操作によるコミュニケーションは、円型有機ELセンターディスプレイ上にグラフィックやテキスト、アバターからなるアニメーションで表示される。
■2024年6月
BMWは、プレミアムスモールコンパクトモデル「MINI クーパー 5ドア」の新型モデル(全面改良)を、2024年6月13日に発売した。
今回発売された新型モデルは、同年3月にフルモデルチェンジされた「MINI クーパー 3ドア」の5ドアモデル。ガソリンモデルの「C」と「S」の2レード構成で、ボディサイズは全長4035mm×全幅1745mm×全高1470mm、ホイールベース2565mm。既存の「MINI クーパー 3ドア」のガソリンモデルに比べて、全長が160mm、全高で15mm、ホイールベースは70mm拡大している。
エクステリアは、MINIのDNAを継承しつつ、新世代モデルであることを象徴する新しいデザインに刷新。新デザインのLEDヘッドライトや複雑な八角形の輪郭をもつフロントグリルを備えている。また、グラデーションデザインを用いた「マルチトーンルーフ」をオプションで設定した。さらに、3種類からカスタマイズ可能なLEDシグニチャーライトやWelcome/Good-byeライトを採用している。
インテリアでは、既存の「MINI クーパー 3ドア」と同様に、ステアリングホイールの背後のメーターパネルが排除され、すべてのコンテンツはヘッドアップディスプレイおよび円型有機ELセンターディスプレイに映し出される。このセンターディスプレイは直径240mmの高品質ガラスが使用され、最適化された高感度タッチ機能を装備。スマートフォンのように操作することができ、AR機能付きナビゲーションシステムやメディア、電話、エアコンディショナーなどの各種設定が行える。
また、「MINIエクスペリエンスモード」を全車に標準装備。ダッシュボード上に最大7パターンの光のグラフィックを投影させることで光のパターンとアンビエントイルミネーション、新たに作られたMINIドライビングサウンドにより、インテリアの雰囲気を一変させることができるのも、「MINI クーパー 3ドア」と同じだ。
パワートレーンは、「C」では最高出力115kW(156PS)、最大トルク230Nmの1.5リッター直3ガソリンターボエンジンを、上級グレードの「S」には最高出力150kW(204PS)、最大トルク300Nmを発生する2.0リッター直4ガソリンターボエンジンを搭載。いずれも7速ダブルクラッチトランスミッションを組み合わせている。
その他、アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)やレーンチェンジウオーニング(車線変更警告システム)およびレーンディパーチャーウオーニング(車線逸脱警告システム)、衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付き)、クロストラフィックウオーニングなどを含む最先端の先進安全機能「ドライビングアシスト」を「S」に標準装備した。
また、標準装備となるパーキングアシスト機能やペダル踏み間違い急発進抑制機能に加え、車両が時速約35km以下で直前に前進したルートを最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となるリバースアシスト機能が採用されている。加えて、「S」には鮮明な画像により車両の周りの状況が確認できるサラウンドビュー機能も装備した。
さらに、AI技術を活用することで音声会話だけで車両の操作や情報へのアクセスが可能となる最新の機能である「インテリジェントパーソナルアシスタント」を搭載。「Hey MINI(ヘイ・ミニ)」と呼びかけるか、ステアリングホイールのトークボタンを押すことで、ナビゲーションや電話、ラジオ、空調管理など主要な機能を操作することが可能となり、音声操作によるコミュニケーションは、円型有機ELセンターディスプレイ上にグラフィックやテキスト、アバターからなるアニメーションで表示される。