メルセデスのハイブリッド

Question

メルセデスSクラスハイブリッドに興味があり
ディーラーに伺ったのですが
セールスはハイブリッドよりノーマルのS500を進めてきました
ハイブリッド自体に会社が力を入れていなく
今後右ハンドルの展開もないようです
ＢＭＷやAUDIも同様なのでしょうか

Answer 1

ugk88fmさん

まぁ、ぶっちゃけの話ですがセールスマンは早く納車(登録)出来るS550を売りたいんだと思います。（おそらく現行のエンジン改良前のモデルですよね？）
今注文が取れれば11月末までに納車（登録）できる可能性もありますから。でもそれ（エンジン改良前）をネタに値引きしてもらえるならそれはそれで良い買い物になると思います。
HYBRIDは人気があるのですが生産台数が少ないのですぐに納車（登録)出来る車両が日本に無いのでは？

右ハンドルが無いのはBMWでも一緒ですね。ハイブリッド車はまだまだ生産台数が少ないので右ハンドルを造っても（開発費を投じても）見合うだけの台数が売れない（投資を回収できない）のです。
今後は右ハンドル車も生産されると思いますがそれが何年後になるかはわかりません。
AUDIもハイブリッドは準備しているようですがもう少し先になりそうですね。

ちなみにメルセデスの正規ディーラーではちゃんと診断機器も専用ツールも揃ってますしメカさんもトレーニングを受けているので整備・メンテナンスでの心配は無いですよ。

GMやBMWと共同開発したりしているのでメルセデスがハイブリッドに力を入れていないわけではないですが･･トヨタほど熱心ではないのは事実です。
世界的に見てハイブリッドが優れていると浮かれているのは日本と珍しい物好きの一部のアメリカ人くらいだったのですが、トヨタの宣伝・広報活動が効果をあげてブームが世界に広がってますね。でも家から数キロでアウトバーンに乗って100km､200km走ることが日常のヨーロッパにおいて、その走行中の大半でモーターやバッテリーは”錘（おもり）”にしかならないのでヨーロッパの自動車メーカーは内燃機関の改良に力を入れています。日本国内よりヨーロッパ市場を重視しているマツダがSKYACTIVとして内燃機関の改良を進めているのはその証左でしょう。

とはいえSクラスのHYBRID、個人的には非常に良い車だと思います。お勧めですね。

Answer 2

●セールスの狙い
ハイブリッド車を売ると，そのメンテナンスをサービスマンが習得しておく必要があります。このためサービスマンの負担を考慮して，ハイブリッド車を販売しない方針があると思われます。

●今後は？
欧州では，ディーゼルエンジン車が50%を超えるシェアです。しかし日本では，ほとんど売れていません。その中にあって，欧州製クリーン・ディーゼル車（E350ブルーテック）を販売しているのは，ダイムラーです（2009年に620台）。このためディーラでの負担も大きかったと思われます。

このことを考えると，ダイムラーの各ディーラでもハイブリッド車のサービスができるようになるでしょう。

●BMWは？
BMWアクティブハイブリッド7の購入は特に問題なくできると思います。ただ左ハンドルしかないので，そこが残念なところです。これは台数が少ないため，右ハンドルモデルをつくれないためです。

●AUDIは？
残念ながらA8にハイブリッド車はありません。

●ドイツ車のハイブリッド方式について
2種類あります。

＊パラレル式
小型(15kW)のモータを使い，基本的にエンジンで走行します。アイドルストップ時と減速時回生で燃費を改善しています。従来のガソリン車の小改造でつくれるのがメリットです。
ダイムラー社は，燃費重視，BMW社は出力改善にモータを使うところが，両社ですこし異なるところです。

＊2モード方式
2個の大型モータを使う方式です。レクサスのFR用ハイブリッド車に使っている方式によく似ています(エネルギパスが１つ異なります）。この方式は，強力なモータにより走行性能を改善する方式で，燃費改善は第2目的です。

簡単ですが,ご参考になれば幸いです。