私の所有するレクサスLS460は、標準で電子ブレーキホールド機能がついており、渋滞時など大変重宝しておりますが、先日納車された家内のホンダベゼルにも同じ機能が付いていることを知りとても驚いています。

Question

LSやBM7,Sクラスならわかりますが、なぜこの価格帯のベゼルに同機能を搭載することが可能になったのかご存知の方がいらっしゃいましたらお教えいただけますでしょうか。また、国産車で同機能を搭載した車種があれば教えて下さい。よろしくお願い致します。

Answer 1

まず、機能は同じでも方式が異なりますね。

通常、パーキングブレーキはフットタイプであれハンドレバータイプであれ
ワイヤー式です。
このワイヤーをモーター駆動で
ドライバーの代わりに引っ張ったりすることで
パーキングブレーキをいわゆる電動化としているのがＬＳです。



ヴェゼルの方式はまず、通常の
パーキングブレーキはありません。

リアディスクブレーキのキャリパーピストンの動きを
電動化してますのでリアブレーキそのものが、
電子制御化されているブレーキバイワイヤです。
ちなみに、ドイツブランド車もこの方式なんです。

その機能をパーキングブレーキとして併用しているタイプで、
実は、これはかつてエリシオンプレステージの3500ccに
搭載されていた技術で実績があります。
それをヴェゼルやフィットハイブリッドで使っているだけです。



そして最も古く安い方式が
他の方が書かれている油圧保持タイプですが
LSやヴェゼルはこのタイプではありません。



さて、質問者さんが驚いているというところについてですが
まず電動ブレーキ自体が、実は構造的に高額なものではない、
これが回答になります。



しかしトヨタは昔から、いわゆる「高級そうな装備」は
「高額車」でしか使う気がありません。


かつてマニュアルミッションが主流だった時代の
オートマチックもクラウンから搭載です。
パワーステアリングもパワーウインドウもスマートキーも全部そうです。
トヨタはフルラインナップメーカーなので
高額車から大衆車まで、車格に差をつけるために
そうなってしまうのです。
古き良き時代の「いつかはクラウン」を
レクサスでもやりたいのでしょうね。


一方、ホンダには良くも悪くも高級車がないので
そういうしがらみがありません。
もともとパワーステアリングも
ハンドル操作が重い、という女性ドライバーの意見を取り入れ
大衆車のアコードで標準採用し業界を驚かせました。

他社では高級車の装備だった時期に
ホンダはスマートキーを軽自動車に設定したりしてます。
LSは国産初のLEDヘッドライトだったと思いますが
これも同様に、ヴェゼルやフィットで使われてますね。

質問者からのお礼コメント

skip_wgnnさん、わかりやすく丁寧なご回答をいただきありがとうございました。特にメーカーのスタンスの違いの部分は興味深く読ませていただきました。今後ともよろしくお願い致します。

Answer 2

ブレーキ油圧保持装置…
あなたが知る電子ブレーキホールド機能は電子になる数十年前からアナログで実用化されてました。
三菱ミニカ(軽自動車ですよ)昭和の時代の550cc最終型(平成元年まで)にブレーキ油圧保持装置がオプション装備されてました。
トラックでもイスズのHSA は平成一桁から採用されてます。
別に珍しいとか高級な装備では有りません。
ただの「坂道発進補助ブレーキ機能」です。

Answer 3

以前からヒルアシストとか言う名前で多くの車種に付いてませんか？
これを平地でもいつでも動作するようにしただけ。ABS持ってる今時の車ならスイッチのコスト(30円ぐらい)で実装できます。
いかにもな感じで高級車から搭載してように感じさせてるだけです。

Answer 4

10年以上前からある機能です、それ程珍しくは無いですよ。
最近の車なら尚更、標準装備でもおかしくないですよ。