メルセデス・ベンツ Vクラス 「超絶剛性の兵員輸送車」のユーザーレビュー

mabots mabotsさん

メルセデス・ベンツ Vクラス

グレード:V220d トレンド_RHD(AT_2.2) 2016年式

乗車形式:試乗

評価

4

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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超絶剛性の兵員輸送車

2017.8.20

総評
まれにみる「非常に面白い車」だと感じた。ちょっと最近のモデル拡張をみると薄れてきているかなと感じていたメルセデス成分がとっても濃いのである。
「多人数で移動するリビング」空間がアルファード・ベルファイアの顧客への提供価値だとすると、「長距離安全に疲れず大人 7 人を輸送する」のがこの車の顧客への提供価値である。ダッシュボードや外装などは最新のデザイントーンマナーに統一されており近代化されているが、本質は往年のメルセデス思想を反映した超質実剛健な商用車ベースの車であり、ルノーカングーと同様に実用ギアとしての本質的な魅力に惹かれた人にはグッとささる車である。アルベルと比較するならば、自分で運転するなら断然 V クラスだが、自分が後部座席に乗るならば正直な感想としてはアルベルかなといったところである。
満足している点
運転しはじめた瞬間に「こんなに大きな四角い箱の車にここまでの超絶剛性が確保されることがあるのか!!」と驚嘆した。また、シートレールの取り付け剛性やシートそのものの重量・強度などみても衝突された時の防御力に関しては圧倒的なものを感じる。トレンドは質素な2 列目以降の内装となり、まさに兵員輸送車といった趣である。ミリタリーモノに興味があったりルノーカングーに興味がある方はなにか共鳴する部分があるのではないだろうか。

インパネは近代化されており、シートポジションやステアリングの角度も V350 時代より乗用車に近くなっており運転しやすい。また FR という点も特徴で、V350 時代から最小回転半径が小さいため、意外と取り回しが良い。さらに急なカーブでの立ち上がりではアクセルによる「曲げ」も感じることが出来るなど運転自体のリズムを組み立てやすい。最新のトルクフルなディーゼルと多段ATの組み合わせにより、アクセルをポンとふめば、静粛性を保ったまま淡々と目的のスピードに到達する。重たい車重という物理的な制約はこの間すっかり忘れてしまうのだ。それに燃費が V350 の V6 からディーセルとなったことでそれこそ 2 倍近くのオーダーで改善していると推測され、給油の度にありがたみを実感できるだろう。実用的なギアとしての魅力もディーゼルエンジンと多段 AT の採用でさらにアップしている。
不満な点
座席のスライドの操作が非常に重く、国産車のように手軽にできるものではない。また、後部座席のシートレイアウトは大人 1 人でも変更が困難で、おそらくディーラーの方に構成変更の場合は手伝ってもらう必要があるだろう。2 列目以降の窓ガラスがはめ殺しな点を始め「移動するリビング」を期待すると不満点は枚挙に暇がないと思われる。総評にも書いたが、この車の提供価値は「移動するリビング」ではないのだ。
デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験

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