メルセデス・ベンツ GLBクラス 専門家レビュー・評価一覧

程よい無骨さが魅力的

2021.10.29

年式

2020年6月〜モデル

総評

市街地での取り回しは気になりますが、休日のレジャーでは思いっきり楽しみたい、ロングドライブも快適に安全に走りたい、という欲張りな願いを全て叶えてくれるGLB。年に数回でも３列シートを使う機会がある人に。

満足している点

普通に友達に話しかけるような言葉でいろんな操作ができる「MBUX」は、登場した当初よりさらに賢くなったように感じます。ナビ設定も走りながらできるので、忙しい人はとくに便利に使えそうです。

不満な点

コンパクトサイズの３列シートSUVなので、３列目のスペースは身長168cmまでを想定。使うと荷物もほとんど積めないので、常時７人乗りをする人は１つ上のクラスを検討した方がいいかもしれません。

デザイン

３列シートを備えるとは思えない生活臭のなさに加えて、少しだけGクラスを感じさせるスクエアなボディフォルムで、都会的なセンスの良さとワイルドさを絶妙にバランスしたデザイン。30代子持ち男子にウケているのも納得です。

メルセデスのファミリーカーの決定版

2021.9.30

年式

2020年6月〜モデル

総評

メルセデスのモデルの中で、現代のファミリカーとして最適なモデルだと思う。トレンドを押さえたSUVモデルだし、荷物がしっかり積めるし、ちょっと狭いが3列シートもあるので、たくさんの用途に使えそう。価格帯もメルセデスの中では手頃なので、若い世代が手に入れやすいところも◯。古き良きメルセデスに慣れ親しんだ人には、ちょっとライトすぎるかもしれないが、逆に新しい層がメルセデスに触れるきっかけとしては最良のモデルだと思う。

満足している点

最新のメルセデスの装備などが揃っていながらも、お手頃な価格帯と親しみやすいデザインなどが好印象。また、適度にメルセデスの硬い感じが抜けていて、誰でもいつでも使いやすい雰囲気になっているところも◯。初めて購入するメルセデスとしては最適なモデルかもしれない。

不満な点

3列目のシートに乗り込む時には、タイヤハウスを乗り越えるような形になるので、かなりの段差を「よいしょ」と入らなければならず、少々ひと苦労。また、メルセデスモデルにしては、インテリアの細かい箇所のパーツがチープな部分もあるので、気になる人は細かくチェックすることをおすすめする。

デザイン

メルセデス・ベンツは、迫力や威厳あるデザインが特徴だが、GLBは、メルセデスらしさは残しつつ、その角が丸められているので、他のメルセデスモデルよりも親しみやすいデザインになっていると思う。ファミリーカーとして、毎日使えるような優しさを感じられるところが◯。

お買い得なプレミアムSUV

2021.9.30

年式

2020年6月〜モデル

総評

プレミアムブランドの輸入車で大きすぎずに実用的な3列シーターSUVが欲しいという人にとって、ここまでちょうどいいクルマはないといっていいかもしれない。他のプレミアムブランドではこのクラスの3列シートSUVが見当たらず、このレビューを記入している時点では唯一無二の選択肢だ。

満足している点

魅力は扱いやすいボディサイズで3列シートの高効率パッケージングを作り上げていること。実用的で小さ目のプレミアムSUVを探している人にとってはかなり惹かれる選択肢だ。運転好きには「メルセデスAMG GLB35」の刺激もかなり魅惑的だ。

不満な点

3列シートを日常的に使おうという人なら、スペースや乗車姿勢的に快適な場所ではないことは知っておいたほうがいいだろう。ただし、ごくたまにだけ短距離乗車で使うなら気にしなくてもいい。ウィークポイントではないが、気になると言えば「GLB 180」と「GLB 200d」の価格差が少なく、後者のお買い得感が異様に高いのが興味深い。

デザイン

「究極のオフローダーであるGクラスからインスピレーションを受けた」というデザインは、弟分の「GLA」に比べて四角いデザインが特徴。これは兄貴分である次男「GLE」と長男「GLS」の関係にも似ていて、GLAやまるでGLSを縮小したかのような雰囲気がある。強い個性はないが、好き嫌いなく受け入れられるナチュラルなデザインだ。