2023年11月
■2023年11月
メルセデス・ベンツ日本は、7人乗りコンパクトSUV「GLB」をマイナーチェンジして、2023年11月17日に発売した。
今回のマイナーチェンジでは、エクステリアデザインを刷新。SUVらしさを強調した新デザインのフロントバンパーやリアディフューザー、よりシャープな印象を与えるヘッドライトデザインおよびLEDリアコンビネーションランプを採用した。またフロントグリルには、メルセデス・ベンツのSUVに共通する特徴的なデザインのルーバーが装備されている。AMGラインパッケージでは、クローム仕上げのダイヤモンドパターンが無数に散りばめられたシングルルーバーのフロントグリルを採用したほか、、フロントバンパーには下部に広がる台形とその両サイドにも大きく開口するようなデザインを採用した。ホイールデザインも全て刷新され、標準仕様には18インチアルミホイール、AMGラインパッケージには20インチAMGアルミホイールを装着している。
インテリアでは、ナビゲーションシステムをSクラスなどに採用している最新世代にアップデート。ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定を手元で行える新世代のステアリングホイールを備えている。また、最新世代の対話型インフォテインメントシステム「メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス(MBUX)」を装備した。さらに、メルセデス・ベンツの最新世代のナビゲーションシステムと、車両の前面に広がる現実の景色がナビゲーション画面の一部に映し出され、進行方向に矢印が表示される「MBUX AR(Augmented Reality = 拡張現実)ナビゲーション」をオプションで設定した。加えて、アダプティブハイビームアシストを標準で装備した。
シートには環境面に配慮して、リサイクルから得られる原材料を採用。標準装備されるレザーARTICO/ファブリックでは、中央部が100%リサイクルの原料を使用したファブリックで仕立てている。AMGラインパッケージのレザーARTICO/MICROCUT の場合、この比率はシート表面で65%、内部材料で85%となるという。
その他、AMGラインパッケージに各輪のダンピングを最適に連続可変させることで快適な乗り心地と軽快なハンドリングを実現すると謳うアダプティブダンピングシステム付きサスペンションと、走行状況に合わせたエンジンサウンドを演出するスポーティーエンジンサウンドを追加。アダプティブダンピングシステム付きサスペンションは、走行状況や道路状況、速度に応じて、エンジン、トランスミッション、ステアリング特性などを加味してダンピングを連続可変させる。また、ダイナミックセレクトスイッチにより、Comfort、Sport、Sport+の3つのモードを選択可能となっている。
パワートレーンは「GLB180」には従来モデルと同様、最高出力100kW(136PS)、最大トルク200Nmを発生する1.4リッター直列4気筒ターボエンジンを採用。「GLB200d 4マチック」も従来モデルと同じく、最高出力110kW(150PS)、最大トルク320Nmを発生する2.0リッター直列4気筒直噴ディーゼルターボエンジンを搭載した。
ボディカラーは、新色「スペクトラルブルー」と「ローズゴールド」を追加設定している。
■2024年1月
メルセデス・ベンツ日本は2024年1月18日、コンパクトSUV「GLB」の特別仕様車「GLB 200d 4マチック ナイトエディション」を発表した。オンラインショールームにて同日から2月22日まで先行販売期間として申込を受け付ける。2月23日以降は、販売可能な車両がある場合はオンラインショールームに加えて正規販売店を通じて予約注文を受け付ける。限定台数は400台。
今回の特別仕様車は「GLB 200d 4マチック」をベースに、上質な乗り心地と軽快なハンドリングを実現する「アダプティブダンピングシステム付サスペンション」や、走行状況に合わせてエンジンサウンドを演出する「スポーティーエンジンサウンド」を含む「AMGラインパッケージ」、通常モデルには設定のない、ブラックアクセントを随所に配した「ナイトパッケージ」と「20インチAMGアルミホイール」などを装備することで、特別な1台に仕上げられたモデルだ。
インテリアは本革シートを標準装備しているほか、夜間走行時に無数のスリーポインテッドスターを助手席前方のインテリアトリムに浮かび上がらせる「スターパターンインテリアトリム(バックライト付)」を特別装備。また、「パノラミックスライディングルーフ」や「アドバンスドサウンドシステム」も標準装備している。
パワートレインは、150PS(110kW)、320N・m を発生する2.0リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載。その他の装備面はベースとなった車両に準じており、各種運転支援機能や「MBUX」などを標準装備している。
ボディカラーは「コスモブラック」(200台)と「デジタルホワイト」(200台)の2色をラインナップしている。