2013年4月
■2013年4月
メルセデス・ベンツ日本は、ラグジュアリーSUVのGLクラスを7年ぶりにフルモデルチェンジし、存在感あふれるスタイリングと上質で快適なインテリア、路面を問わず優れた走行性能を発揮する“ファーストクラスSUV”として2013年4月22日から発売した。
新型GLクラスのエクステリアは、大型フロントグリルや先進的なヘッドライトなど最新のメルセデスデザインを採り入れ、よりアグレッシブでスポーティなスタイリングとした。
AMGエクスクルーシブパッケージを選択すれば、大型のエアインテークを備えたフロントバンパーや前後オーバーフェンダー、LED照明付きステンレスランニングボードなどが、追加される。
広くて快適な7人乗りの室内空間は、上質なレザーを用いた本革シートをはじめ、レザーARTICOで覆われたダッシュボード、大幅に拡大されたウッドインテリアトリムなど、厳選された素材を贅沢に用いて、ファーストクラスSUVに相応しいエクスクルーシブなインテリアとした。また、2列目シート(左右)に電動イージーエントリー機能を装備し、3列目シートへの乗降性を向上させた。
GL550に搭載される最新世代4.7リッターV型8気筒直噴ツインターボのブルーダイレクトエンジンは、最新燃焼制御テクノロジーを採用することで、320kW(435ps)/700N・mのパワー&トルクを発生する。従来モデルに比べ大幅な性能アップと燃費向上を実現した。
さらに最新の7速ATである7GトロニックプラスやECOスタートストップ機能(アイドリングストップ機能)を備えたことで、燃費は従来モデルに比べ約44%も向上した。
シャーシは、路面状況や走行状況に応じてばね定数、減衰力、車高を自動的に調整するADS(アダプティブ・ダンピング・システム)付き電子制御式エアサスペンションのAIRマティックを装備する。優れた走破性をもたらす最新のフルタイム四輪駆動機構の4MATICや、走行中の横風に対してブレーキ制御により安定した走行をサポートするクロスウインド・アシストなどと合わせ、オン/オフロードを問わず優れた走行安定性と快適性を実現した。
装備面は、ドライバーの安全なドライビングをサポートするレーダー・セーフティ・パッケージを標準装備した。また、駐車時や狭い道などで車両周囲の状況を4つのカメラによって俯瞰で確認できる360°カメラシステムをメルセデス・ベンツとして初めて導入するとともに、縦列駐車時のステアリング操作をサポートするアクティブ・パーキング・アシストも備えている。
ハイパフォーマンスモデルのGL63AMGは、メルセデスAMG社が開発した最新鋭のV型8気筒5.5リッター直噴ツインターボエンジンを搭載する。動力性能は410kW(557ps)/760N・mを発生し、SUVとしてトップクラスの高性能を実現した。
アグレッシブな走りと快適性を両立するAMGライドコントロール・スポーツ・サスペンションやコーナーリング時のロールを軽減するアクティブ・カーブ・システムシステムなどの専用装備も備えている。
インテリアには、専用デザインのAMGスポーツシート(本革)や AMGメーターパネルなど、いっそう上質でスポーティな室内空間を演出している。
■2015年1月
メルセデス・ベンツ日本はSUVのファーストクラスとされる上級SUVのGLクラスに、クリーンディーゼルエンジンを搭載したGL350ブルーテック4MATICを追加し、2015年1月22日に発売した。
追加モデルに搭載されるエンジンは、V型6気筒3.0リッターのブルーテックエンジンで、EクラスやMクラスなどに搭載されて力強い動力性能と高い環境適合性で定評を得ているもの。ピエゾインジェクターを採用したコモンレールダイレクトインジェクションや電子制御式可変ターボなどの先進技術を盛り込み、最高出力258psと最大トルク620N・mの大型SUVにふさわしい動力性能を発生する。
排出ガスのクリーン化では、尿素水溶液を噴射して化学反応(還元作用)を発生させ、有害な窒素酸化物(NOx)を大幅に削減する尿素SCR(選択型触媒還元)を採用している。
今回追加されたGL350ブルーテック4MATICは、これまでのGLクラスのラインアップにはなかった右ハンドル車であるほか、ミリ波レーダーとカメラによる先進の安全運転支援システムであるレーダーセーフティパッケージをはじめとする充実した装備を備えている。
同年4月1日には価格改定を行った。