メルセデス・ベンツ CLSクラス (クーペ) 「納車後1か月」のユーザーレビュー

納車後1か月

2019.6.18

総評

納車から約1か月、200キロと少し乗りましたのでレビューを書いてみました。
総評として「とにかく楽なクルマ」だと感じます。
クルマ自体のデカさは見たまんまで疑いようもありませんが、軽いステアリングとパワフルなエンジン、多数のアシスト機能のおかげで、すごーく楽に運転できます。
特に高速道路での安定性・ディスプロによるオートクルーズは本当にストレスがありません。
ヘッドライトも常にオートの状態なので、つけたり消したりを意識する必要もなし。
合流で譲るときなどにロービームを消すくらいでしょうか。

グイッと踏むとドーーーンと加速しあっという間に3桁キロに到達しますが、後輪が沈み込む感触がない（エアサスのおかげ？）ので意外と加速感はありません。
アレなスピードからの伸びはIS Fのほうが上だと思いました（カタログ値では馬力が20ps低く、トルクが10kgf高い）。
どこまでも続く加速感、というよりは中間加速に優れたエンジンです。

満足している点

なんといってもV8エンジン。
少し踏んだだけでも感じられる、ドロドロしたV8サウンドはたまりません。一方でアイドリング時はとても静か。
上まで回したときの爽快感というより、街乗りでも聞ける迫力のサウンドがとてもうれしい。

そして外観のイメージどおり、ドッシリ重厚な乗り味からくる安定性と安心感。
今まで乗ってきたクルマは比較的重ステでしたがCLSは電動パワステのアシストが強く、乗り味とは裏腹に軽い力で運転できます。

早めに点灯するオートライトも個人的には◯。
キーロックしているとき以外は常にどこかのライトが点灯している状態ですが、これもドイツ流の安全意識というところでしょうか。

ステアリングラックの下がフラットになっており、膝が当たらないところ。
これ、個人的にすごく感動しました。
国産車では真ん中が下側に出っ張っていて左ヒザを動かすと真ん中に当たることも多く、シートポジションの前のめり・後ろ気味…というのをヒザの当たり加減で判断していましたが、CLSではフラットなためストレスフリーで乗ることができます。
乗り換えて最初にすばらしいと思ったポイント。

ディストロニックプラス（オートクルーズ）。
停止状態からの発進は軽くアクセルを踏む必要がありますが、停止状態までとてもスムーズに制御してくれます。
1キロ単位でスピードの設定が可能＆上限速度は200km/hとのこと。
割りこまれて突然距離が詰まったときも、わりと本気のブレーキングでマージンを取ってくれます。
これがついていない車両も多いですが、個人的についている車両を選ぶことをとてもオススメします。

オートトランクがついているクルマには初めて乗りますが、これも便利です。
天井が低い場所では注意が必要ですが、開閉をボタンひとつで行えるのはイイですね。

純正Harman/Kardonオーディオシステム。
私はそれほど音に敏感ではないので必要十分、とてもいいサウンドです。
レクサスのマークレビンソンと比べても遜色ありません。
遮音性が高いぶん、こちらのほうが上質にも感じます。
iPhoneとのペアリングも早く、エンジンをかけて5秒後くらいには音楽が聴けます。
ステアリングのスイッチで曲のスキップ・音量上げ下げが楽に行えるのもGOOD。

不満な点

リバース時の動作が全体的にもっさり気味。
車庫入れ時、D→Rに入れたときに一呼吸あってからバックカメラが映るのがちょ～っと遅く感じます。
私はよくドアを開けてバックさせるのですが、Rに入っている状態でドアを開けるとPにギアが変わって車が急停止しますｗ
ここが少しストレスですが…周りから文句言われるようなクルマでもないでしょうし、焦らずゆっくり車庫入れしろということなんだと思います。

不満というほどではありませんが、ボンネットを閉めるとき…バーーーン！！と叩きつけるくらいの勢いで閉めないと助手席側がどうしても浮くようです。ボンネットが曲がらないか不安になります。

夏の時期は革シートが暑い。
セミアリニンの本革シートと比較するとゴワゴワしており、パンチングレザーではないため、どうしても熱がこもります。
ベンチレーション機能は残念ながらついていなかったため、夏場は強めのエアコンをかけて乗ることになりそうです。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験